女ジャックバウワーであるニキータのセカンドシーズン。
ディヴィジョンから抜け出したニキータとマイケル。
このニキータシリーズはトゥエインティーフォーシリーズと違って全体のストーリーに絡めて一話完結の展開をさせている。
このセカンドシーズンもそれが踏襲している。
しかしまあいろいろストーリーを展開させるが女性版ジャックバウワーの面目躍如なのは間違いない。
激しい銃撃戦がこれでもかと畳みかける。
テレビドラマの枠を完全に越えている。
やはりこういう派手なガンアクションはハリウッドにかなわない。
ただ善悪の構図がハッキリしていたファーストシーズンと違ってこのセカンドシーズンでは誰が悪なのかわかりにくい。
要は悪の組織がいくつもありその立ち位置が曖昧だ。
しかもそれが裏でつながっていたり裏切っていたりでだんだんわけがわからなくなる。
だがその悪役たちを演じる俳優さんはかなりの手練れで敵役としては申し分ない。
ただ緊張感のあるサスペンス仕立ては女ジャックバウワーらしくトゥエインティーフォーに勝るとも劣らない面白さがある。
最初はニキータとマイケルだけだった反乱軍は徐々に有能で強力な仲間を増やして悪の組織に立ち向かうのはまさにワンピースばりだ(笑)
アメリカでは既にサードシーズンが放送されているそうだからかなりこのセカンドシーズンも好評だったのだろう。
このニキータシリーズはかなりしっかりしたキャラクター作りがされているからかも知れないが脚本が素晴らしい。
シーズン全体を通してのストーリーの盛り上がりも申し分ない。
さすがにいつしか熱心に見入ってしまった。
セカンドシーズン最後には新たなる敵が現れて面白い終わり方をしてる。
こりゃ今から次のサードシーズンが楽しみだ。
