らーめん屋歩いていこう(中区国泰寺)しょうゆラーメン
国泰寺高校の前のらーめん屋歩いていこう。
自家製麺+濃厚鶏白湯で有名なここは自分にとっては実にハードルが高い店だ。
今年に入ってここでラーメンを食べられるのが今回で2回目。
でも訪れたのはおそらく5回目くらい(笑)
そもそも日曜祭日が定休って土曜日終日仕事の自分にはコレがまずキツい。
次に夜営業をされたりされなかったり・・・・
最近はどうか知らないが長期間休んでおられた事がある。
しかも臨時休業が多い。
その理由を実際にこの店をたった一人で切り盛りされてる大将に尋ねたら「スープが焦げた」ってコトのようだ。
トドメが駐車場がないし近辺には立体駐車場が多いってコトはクルマの運転が苦手な自分には致命傷だったりする(笑)
そんなこんなの「歩いていこう」だから常に滑り止めは考えて覚悟の上訪れなければならない。
しかし今日はラッキーにも開いていた。
少しだけ待ち客がいたがなかなかのタイミングで入れた。
券売機で醤油ラーメンのチケットを購入。
7~8分ほど待ってからキタヨ!
らーめん屋歩いていこうの醤油ラーメン680円。
なんとも見事な仕事であることよ!
胸奥深く吸い込みたくなる香りも素晴らしい。
少し太めのぐりぐりぶりぶりの自家製麺!!
この麺だけ食べたくなる衝動に駆られてしまう。
それとこの鶏白湯スープのなんと濃厚なことよ。
濃厚なんだけど濃いだけじゃないキレがある。
このラーメンの場合醤油はホンマ隠し味だ。
主役はやはりこの鶏スープ。
このラーメンにとってチャーシューとタマゴはもはや飾り物でしかないのかもしれない。
いやそうなることでこの独創的な麺とスープの邪魔をしないようにしているってのが正解なんだろう。
ツンと辛い白ネギはあくまでも脇役ながらコッテリスープに一瞬の清涼感を与えるのに成功していると言って良いだろう。
しかしこの後半にかけても全然伸びずに最後までぐいぐい歯を押し返す自家製麺の底力には恐れ入る。
ど迫力の鶏白湯スープにまったく引けを取らないどころかここまでくると互いがガチの勝負しているコト自体ががこの一杯を数段崇高にしているように思う。
ある程度写真を撮ったら取り憑かれたように貪り喰っていて気がつくと丼の底が見えていた。
これだけ夢中になれるラーメンも珍しい。
今日の麺とスープのデキはこれまでのココの自分が知りうるモノの中で図抜けている。
その味はモチロン、オリジナリティ、センス、ビジュアルどれをとっても現在の広島で喰えるラーメンの中でベリーベストな逸品と太鼓判を押したい。