らをた広島

食べ歩きブログ

寿し若(西区井口明神)自家製カラスミ

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井口明神にある寿し若
かなり以前からその存在は知っていたが今日初めてやってきた。
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場所はとっても辺鄙だ。
JRで言えば五日市駅新井駅のどまんなかだし広島電鉄でも井口駅鈴峯女子大前とのちょうど中間点。
要するに駅から遠いのよ。
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だからってわけでもないのだろうがこの店舗の周囲にどえらい数の駐車場を確保しているようだ。
まあ普通ここに来るのはクルマだろうな~
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それとこの場所は周囲は住宅が多くオフィス街でもないし郊外店が軒を連ねる大きな道路沿いでもない。
ハッキリ言ってとっても中途半端なしかもわかりにくい立地。
なんでこんなとこのヘンな比較的大きなビルのテナントをしかも1~2階ぶちぬきで使ってる摩訶不思議な寿司屋でもある。
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暖簾をくぐるととにかくぶったまげる。
とにかく広くどっしりとした店内にどでかい厨房、それにいるわいるわの従業員数。
板さんだけで6人はおるで!
どこでもドアでどこか都会の繁華街のど真ん中に瞬間移動できたような錯覚に陥る。
テーブル席に個室、どうやら二階か宴会場のようだ。
何人収容できるのか見当も付かない。
今回は立派なカウンターに通された。
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なんだか久し振りに高級寿司店に来たようで嬉しい(笑)
担当の板さんがついてくれてお通しとビールと今日のオススメについて穏やかに話してくれる。
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なんせ初めてなのでまるでわかんないので板さんに逆にナニがええのかきいてみたら
「今日は特にサワラがオススメです。」
と言われた。
「他にアジ・ブリの刺身がいいです」
なるほど~ほんじゃそれお願いします。
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サワラ・アジ・ブリの刺身。
これさすがオススメって言うだけあって脂のってますのぅ~
がんがんいけるね。
しかも量がけっこうあって満足度たかし。
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今が丁度旬たけなわのカキフライ。
とにかくちょっと見たことがないくらいどでかい牡蠣。
これは凄いわ。
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アナゴの白焼き。
アナゴは広島産でほこほこしていて美味いのなんの。
ちなみにここの魚介類の産地表示してあって例えばのどぐろ(島根産)ホタテ(北海道産)サワラ(広島産)とか書いてある。
だけどヒラメと太刀魚だけ(阿賀産)と書いてあった理由は謎だ(笑)
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そしてコイツがこんかいのメインディッシュである自家製カラスミ
少しだけ炙ってあるようでほんのり温かい。
本日のおすすめの筆頭に書いてある逸品でもある。
「江戸時代より越前国のウニ、三河国コノワタとともに日本の三大珍味と呼ばれている。
塩辛くねっとりとしたチーズのような味わいは高級な酒肴として珍重される。
薄く切り分けてオードブルに供したりすりおろして酢を混ぜてからすみ酢にしたりして使用する。」
おそらくは台湾産のボラの卵巣。
さすがに珍味だけあって繊細にして濃厚で激旨。
なんだか通風になりそう(笑)
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こんな感じで自分についてくれた板さんがさっと料理してくれる。
しかしここの板さんはあれこれ話しかけることも余分なセールスすることもなく黒子に徹してくれるので気を使わないでいいからなかなか居心地が良い。
こんな旨い酒の肴をだされたらビールがどんどん進むのが欠点なくらいだ。
実際お腹いっぱいになった。
自分が入店したのが夕食には少し早いくらいの時間だったがそれからひっきりなしにお客が入ってくる。
これならこのデカい店構えもナットクだがこんなエグい立地条件だと考えると凄いコトだと思う。
この料理内容とビールしこたまで7000円とちょっと程度だから考えてみれば安いと思う。
次もこのカウンターで寿司を食べてみんといけんのぅ~(笑)