周南市の徳山駅近くの商店街。
地方商店街のご多分に漏れずココもなんだかシャッター通りになってしまっているようだ。
そんな商店街のなかにまつき食堂はある。
まあ商店街だから駐車場はない。
しかし商店街はナビがうまく働かないので迷いに迷ったよ・・・・
それにしても年季の入った店構えだ。
自分が子どもの頃に親に連れて行かれたような食堂。
呉の駅前にこんな食堂あったっけ？
以前にテレビで竹重アナの情報をみてココにやってきた。
しかしこの店どうやってはいるんだろ？って思っていたらこの店の横に細～い路地がある。
この路地に面した部分が全部開き戸になっておりそこからアクセスする。
店内は完璧なウナギの寝床。
奥に厨房で手前がずっとテーブル席。
カウンターはないからこれはまるで列車食堂だ（笑）
60年間かわらぬ味が売りのこの店、非常に愛想の良い大将と息子さんかな？の2人体制のようだが途中から女性も厨房におられた。
しかしこの店内の雰囲気は昭和の香りどころじゃない、昭和の濃厚ペーストの中に埋まっているようだ（笑）
この看板を見る限りここの売りは１チャンポン、２中華そば、３焼きめしで間違いないのだが焼肉もやっている。
昼は食堂、夜は焼き肉屋って感じの業務形態なんかの～
メニュー筆頭はチャンポンだからってよっしーが注文したちゃんぽん550円。
一般的なライトトンコツスープのやつじゃなくてどっちかというと五目ラーメンとでも言った方が良いようなビジュアル。
だけど野菜から甘い味が滲み出ていてかなりイケると話していた。
まつき食堂の中華そば500円。
お！！っと驚くくらい醤油の色で真黒だ。
ここまでしっかり醤油色したラーメンもあまりない。
スープは見た目ほど塩分は立ってはいないがドンとくる脂分に負けないどっしりとした柱が一本ある味わい。
これはちょっと驚いた。
それとこの細麺。
醤油ラーメンなのにけっこう細いストレート。
しかもちょっとクタッとしていてにゅうめんのような独得な食感を産んでいる。
これがこのあたりのラーメンの特徴のようだ。
竹重アナと同じように最初にスープに沈めておいたチャーシュー。
このお店はお肉屋さんがも経営されているようだがコイツは確かにとろとろの極上ですわ。
しっかりした醤油スープにめちゃめちゃあってるって言うかこのチャーシューが味に深みを与えているのかもしれない。
古ぼけた外観とノスタルジックな店内の雰囲気になんとなく昔風コショウどっさりラーメンを想像していたのだがコイツはかなり裏切られた。
60年前からこんなアップトゥーデイトな中華そばを提供されていたなんてちょっとあり得ない。
そりゃこれなら当然故郷の味にもなりますわ。
参りました。(∩_∩；)P 白旗～！
