らをた広島

食べ歩きブログ

おっきん(佐伯区)冷麺

おっ1
あるとき知り合いのエライ人からメールで
おっきんがランチを始めてその冷麺が旨かったから行くように!」
と言われてしまった。
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大将に電話で連絡してみるとどうも本当のようで8月から冷麺だけのランチを始めたとのこと。
必ず来るように言われたのでそそくさとでかけてきた。
するとお店の前に看板があって冷麺やっているようだ。
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大将にランチは11時からと言われたのでその時間に着いたのだが実際の営業は11時半からのようだ。
まだお客のいない店内に案内された。
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最近カウンターが造設された店内はいつおながらキレイに掃除されておりテーブルなども焼肉店とは思えないほどぴかぴか。
これは流石である。
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実はここは広島カープ選手御用達のお店。
大将は野球を全然知らないらしいのだがなぜかカープの選手が集まってくるようだ。
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壁にはズラッとユニフォームやバットが飾られている。
今やヤンキースのエースになった黒田のユニフォームなんて価値があるんじゃないかな?
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選手達が来店した時の写真が貼りだしてあるのだがそのなかにいるよ!
今の広島カープ背番号18の大エースが!!
果たしてあのマエケンもここにきてホルモンを食べたようだ。
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昼のメニューは冷麺一本のみ!
並盛りと大盛りの2種類だ。
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それに合わせるようにテーブルの上には酢とおそらくはラー油のような調味料が置いてある。
まあおそらく自分はよっぽどのことがない限り使わないけどね。
おっ2
さて5分くらい待ってからきたよ!
おっきんの冷麺(大)950円。
冷やし中華のようなモノを想像していたらこれが実は冷たいラーメンのようなルックスでまずは予想を裏切られた。
実体はひたひたの冷たいスープに冷たい麺をいれるという冷麺だった。
おっ3
最大の特徴はこの麺。
あの原田製麺のおっきん特製の配合麺なんだそうでもちろんこの冷麺専用。
丁度自分が入店していたタイミングで原田製麺のおばちゃんが麺を配達にはいってきた。
よくある広島風つけ麺なんかと比較すると若干細い。
だけど冷たく締めているせいもあるが見事に最後まで伸びずにしっかりとした歯ごたえを伝えてくるのには舌を巻いた。
どうやったらこんな風にできるのだろう。
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大盛りになった野菜はとにかくしゃきしゃきで夏の暑さを忘れるにはこれがぴったりだ。
キュウリ・トマトはまあよくあるし通常なら茹でキャベツの出番なんだろうがここのこの大量のレタスは面白い。
しかも冷麺にとってもよくあうんだね。
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鶏のササミと茹で卵もちょっと添えられたカラシとともに冷麺には欠かせないよね。
全体にふりかけてある胡麻がいいアクセントになっているのがわかる。
おっ4
だけどここの冷麺を支配しているのは何と言ってもこの全然辛くないこのスープだ。
っていうか唐辛子が全く入っていないとのこと。
おそらくは鶏ガラベースなんだろうがそれなのにちゃんと韓国風冷麺を理解できてしまうなんとも不思議なスープだ。
おっきんの奥様の話によるとこれは八丁堀にあった川乃屋リスペクト冷麺になっているようだ。
ネットで調べてみるとほぼ冷麺専門店のような川乃屋ってのが実在していて熱狂的ファンだったおっきん大将がそれを再現してみたというのがこの冷麺と考えたらいい。
残念ながら川乃屋は2010年に閉店してしまったようでそれを確かめることもできないが古くからの川乃屋冷麺ファンには嬉しかろう。
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すっぱいだけの冷やし中華や暴力的に辛いだけの広島風激辛つけ麺ははっきりいってどうでもいいのだがこんな冷麺があるとは知らなかった。
8月に始めたってことは秋になっても冬になってもこのままやるんだろうか?
ランチ始めてとっても忙しくなったと嬉しそうに話しておられるのを見て安心して店をでた。
今度は夜にホルモン食いにこんといかんのぅ~(笑)