らをた広島

食べ歩きブログ

すさき駅前食堂(須崎市市原町)鍋焼きラーメン

えき1
そのままズバリの店名である すさき駅前食堂
立地もまさにその店名の通りにJR土讃線の須崎駅正面に位置する。
えきま02 えきま01
駅前という絶好の立地ながら広くて立派な駐車場完備という田舎ならではの必殺技が炸裂しているのが面白い。
失礼ながら実際、電車よりクルマで来る客のほうが圧倒的に多いのではないかな。
えきま06 えきま05
店内は広くカウンターはない。
テーブルと小上がりがゆったりと配置されている。
どうでもいいことだが店内には自分らの世代でもわからんようなふるーーい歌謡曲が流れていてこれが特有の場末感を演出しているようだった。
えきま08 えきま07
須崎市は街を上げて鍋焼きラーメンご当地グルメにしようとあれこれ努力していてラーメンが本業ではないう店もこうして鍋焼きラーメンを提供している。
しかも鍋焼きラーメンの7つの定義をガイドラインとして定めているようだ。
1スープは、親鳥の鶏がら醤油ベースであること
2 麺は、細麺ストレートで少し硬めに提供されること
3 具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)などであること
4 器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること
5 スープが沸騰した状態で提供されること
6 たくわん(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供されること
7 全てに「おもてなしの心」を込めること
えきま03 えきま04
周囲を見渡すと他のほとんどの客が鍋焼きラーメンを食べている。
観光客風のヒトも郵便局の職員もいかにも地元のおっちゃん風のふたりもビール飲みながら鍋焼きラーメンだ。
おそらくすさき駅前食堂もランチ時にはもはや事実上の鍋焼きラーメン屋になっているのかもしれない。
えきまえ1 えきま10
5分位待ってから来たよ!すさき駅前食堂の鍋焼きラーメン(並)648円。
激熱の土鍋がどんと目の前に置かれてフタを取るともうもうと立ち昇る湯気。
えき2
あまりにも熱くて食べられないので少し冷ましてからよく見ると真ん中にタマゴがどーんとあってまさに鍋焼きラーメンの文法に則るルックスに感激。
えき3
かなり固めに茹でてある黄色い中華麺。
中太でストレートはコシがあってしかもそれがなかなか伸びることなく最後まで続く須崎の鍋焼きラーメンのよくある麺だ。
えきま11 えきま12
土鍋なので予熱が凄いのか生玉子もあっという間に煮えてくるのが凄い。
もったいないような気持ちがして取っておいたのだがこれはもっと早い段階で潰しておいた方が卵とじみたいになって美味いだろう。
オマケの塩辛い沢庵も箸休めとしてなかなかツボを突いているなと感心する。
えき4
鍋焼きラーメンのお楽しみはこれだけではない。
チャーシューの代わりに小さく切った親鳥の身がそのまま入れてある。
当然煮えているのだがその小ささゆえに底に沈んでしまって麺とあまり絡むことがない。
これをレンゲですくって食べるのだが固めの鶏の見にスープが染みてなかなかに美味なのよね〜。
えきま13
要は鶏ベースで鶏肉が入っていて成り立ちとしては 笠岡ラーメンに近いのかもしれない。
これで須崎の鍋焼きラーメン店は3軒目だけど味にそれほど優劣があるとは思えない。
他にも鍋焼きラーメンやってる店があるようなのでそっちも開拓してみたい。