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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man

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士郎政宗のSFマンガを原作に、押井守が監督した劇場用作品『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』。

本作は、その後を受けて製作されたテレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第1シーズン全26話を2時間40分に濃縮した再編集版。

公衆の面前で起こりながら、電脳化が進んだためにメディアのみならず目撃者の視界情報さえもリアルタイムでハッキングされ、誰一人として犯人の顔を認識できなかった企業テロ「笑い男事件」。

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一時は迷宮入りしたかに見えた事件が6年の歳月を経て再び起こり、公安9課は独自に捜査に乗り出す。

事件をきっかけとした社会・政治状況を徹底的にシミュレーションした緻密な物語は劇場版に全く引けをとらず、むしろ本作の方が娯楽性が高い分、『攻殻』入門編としても楽しめるかもしれない。

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監督: 神山健治 原作・協力: 士郎正宗 キャラクターデザイン: 下村一 メカニカルデザイン: 寺岡賢司/常木志伸 作画監督: 後藤隆幸 音楽: 菅野よう子 声の出演: 田中敦子/阪脩/大塚明夫/山寺宏一/仲野裕/大川透/小野塚貴志/山口太郎/玉川紗己子

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攻殻機動隊シリーズも色々あるが個人的にはこの神山健治笑い男版が最も好きだし傑作だと思っている。

同時に神山健治作品の中の最高傑作でもあると思う。

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その『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第1シーズンを凝縮し追加映像を加えてあるようだ。

これまでシーズン1全部観てたから敢えて総集編たる攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man は見たことなかったが改めて観るとやはり心奪われる。

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主役である草薙素子の浮世離れした格好には激しく違和感を覚えるがそれ以外は非常にリアリティがあるどころか日本の未来を予言しているかのような先見性すら垣間見える。

一話完結の刑事物ながらシーズンを通してのベースストーリーとなった笑い男

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2005年発表だからもう15年も前の作品になるがこの頃のアニメはCGが本格的に使用され始めこの攻殻機動隊でもメカニカル映像などはほとんどCGだ。

その精緻な映像に驚嘆したのを覚えているが今見直してみると背景とかちょっと雑な部分が気にならないとは言えない。

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だが手練れの声優陣の演技力は圧倒的でやはり攻殻機動隊はこの声がやっぱりしっくり来る。

中でも山寺宏一の変幻自在ぶりはもはや名人芸で劇中で担当の2人が話しをするシーンすらあるが知らなければ全くわからないレベルだ。

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練り込まれたストーリーはもちろん、銃撃戦などの迫力加えて音楽も素晴らしく2000年代初頭のアニメの金字塔とでも言えるクオリティがある。

 ネットフリックスで神山健治監督で続編たるフルCGアニメ攻殻機動隊 SAC_2045が公開されるらしいが今から非常に楽しみにしてしまっている。