『カメラを止めるな!』がインディーズ映画としては空前のヒットを記録した上田慎一郎監督作。
ある秘密を持つ売れない役者が、カルト集団と闘おうとする。
上田監督が脚本、編集、宣伝プロデューサーを兼任。
松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクト第7弾で、オーディションで選ばれた俳優たちが出演する。
売れない役者の和人は、超能力ヒーローが活躍する映画が大好きだった。
ある日、和人は久しぶりに会った弟から「スペシャル・アクターズ」という俳優事務所を紹介される。
演じることならどんなことも引き受ける事務所に、カルト集団から旅館を守るという仕事が舞い込む。
ところが和人は、極限まで緊張すると気を失うという体質で、それを秘密にしていたため、この依頼の中心メンバーに選ばれてしまう。
あの名作「カメラを止めるな!」の監督作品と言うことで観た。
今回の作品もテンポよくトントン拍子で展開していくが非常にわかりやすく引き込まれる。
舞台とかではない実用的な役者業とかホントにあるのか知らないが新興宗教の下りはなかなか信憑性があって物語にリアリティを持たせてくれる。
カメラを止めるなも知らない役者だらけだったが今作も見事に誰も見たことない(笑)
だけどB級なりに予算はかかっているようでクオリティも悪くない。
何よりありがちな題目の脚本だが内容がよく練られていてついつい見入ってしまった。
後半になると前半と違ってテンポが落ちて間延びして来てしまうがラストにかけての迫真の演技には完全に騙された(笑)
そういう意味でな全編スペシャルアクターズ相当に面白かった。
上田慎一郎監督は将来的にデカい映画を撮るようになりそうだ。