日本発のアクションゲームに登場するキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグを実写映画化したアドベンチャー。
ソニックと保安官のコンビが、マッドサイエンティストとのバトルに挑む。
ソニックの相棒となる保安官役を『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マースデン、敵のドクター・ロボトニックを『エターナル・サンシャイン』などのジム・キャリーが演じる。
監督作が第77回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたジェフ・フォウラーが監督を務める。
宇宙の果てにある平和な島で暮らし、砂浜やループコースターを驚異的なスピードで駆け抜けるソニックは、そのスーパーパワーを狙われたため地球に逃げてきていた。
10年後、安全に生活していたソニックは、世界征服を企てる悪の天才科学者のドクター・ロボトニック(ジム・キャリー)に目をつけられ、保安官のトム(ジェームズ・マースデン)に救いを求める。
ゲームキャラクターを主人公にした映画。
そのソニックは当然ながら全編に渡ってCGなのだが最近のはよく出来ていて違和感がまるでない。
悪役はジム・キャリーで久しぶりに観たがかなり歳を取ってることに驚いた。
でもこういう役者さんは何を演じても上手い。
基本的に子供向けの映画のようでストーリーは単純でわかりやすい。
悪役のジム・キャリーは自分のように英語が分からなくても子供が怖がらないようにコミカルに演じているのがわかる(日本語のセリフまであるサービスぶり)。
こういう映画にアレコレ突っ込むのもどうかと思うがエンターテイメントとしてはかなり笑えるし実際面白い。
特にたくさん出てくる無人ドローンは兵器としてホントにこんな感じで使えるように開発してて現実味があるように感じた。
劇中にトヨタハイラックスが出てくるのだが5メートル30センチ超えの巨大な図体が日本では持て余し気味になるだろうにアメリカじゃ普通と言うかそれほど大きく見えないのは凄い。
やっぱりこの手のクルマはアメリカでこそ本領発揮できるのだろう。
派手なドンパチでワクワクさせて最後にちょっと泣かせて少年ジャンプ的な展開は子供にはすこぶるウケるだろう。
子供向けであっても子供騙しになっていないのはさすがはしっかり予算がかかったハリウッド映画と最終的に感心してしまったソニック・ザ・ムービーだった。