イギリスの敏腕諜報(ちょうほう)員ジェームズ・ボンドの活躍を描く人気シリーズの第25弾。
諜報(ちょうほう)の世界から離れていたボンドが、再び過酷なミッションに挑む。
メガホンを取るのはドラマ「TRUE DETECTIVE」シリーズなどのキャリー・フクナガ。ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリスらおなじみの面々が出演し、新たに『ボヘミアン・ラプソディ』などのラミ・マレックらが参加する。
諜報(ちょうほう)員の仕事から離れて、リタイア後の生活の場をジャマイカに移した007ことジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、平穏な毎日を過ごしていた。
ある日、旧友のCIAエージェント、フェリックス・ライターが訪ねてくる。
彼から誘拐された科学者の救出を頼まれたボンドは、そのミッションを引き受ける。
あの007シリーズの最新作。
コロナの影響で公開が伸び伸びになってやっとこさ公開された曰く付きの作品。
最初から初代ボンドカーとして有名なアストンマーチンDB5が出てくるがさすがにこの超貴重なクラシックカーはブッ壊せないのか傷とか凹みはCG処理されていた。
ビリーアイリッシュの印象的な歌から始まるオープニングはどことなく和風な雰囲気が漂っていて期待させられる。
ストーリーはいつもながらそれほど難しくはない。
タイトルのNo time to die は直訳では「死ぬ為の時間はない」だが「死んでいる場合じゃない」という意味が一番近いらしい。
一時は007シリーズと言えばBMWばかり使われていてウンザリしたもんだがやはりアストンマーチンがよく似合っていると思う。
主演のダニエル・クレイグはコレが最期のジェームズボンドらしいが年齢的に正しい判断だと思う。
若い娘との関係が恋愛ではなく援助交際にしか見えなくなる程年をとったのは残念だ。
ボヘミアンラプソディで一躍有名になったラミマレックが悪役で出ていてサスガの存在感を発揮している。
途中、ジェームズボンドの載るトヨタ・ランドクルーザーがレインジローバーをバンバンやっつけてそのオフロード性能の高さを誇示するかのような表現があるがイギリスの映画としてコレでええのか?と思ってしまった(笑)
キャリー・フクナガという監督は日系人である事が関係しているのかわからないが後半の舞台は北方領土だしとにかく日本の事が劇中によく出てくる。
ただ2時間43分と言う上映時間はやはり長くもう少し短縮出来たはず。
それ以外は期待通りのエンタメが堪能できる007/ノー・タイム・トゥ・ダイだった。