らをた広島

食べ歩きブログ

ムーラン(2020)

f:id:unkosuzou:20201114155107j:plain

[配信作品]父親に代わり男装して戦場に赴くヒロインの活躍を描いたディズニーのアニメーションを実写映画化。

戦いに身を投じるヒロインを『ドラゴン・フォー』シリーズなどのリウ・イーフェイが演じ、『西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人』などのコン・リー、『イップ・マン』シリーズや『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などのドニー・イェン、『HERO』などのジェット・リーらが共演。

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』などのニキ・カーロ監督がメガホンを取った。

f:id:unkosuzou:20201114155122j:plain

国家の存亡がかかった戦を前に、各家庭の男子を兵士として差し出せとの命令が下り、息子のいないファ家の一人娘ムーラン(リウ・イーフェイ)は、病気がちな父親を守るため男に成り済まして戦地に行く。

彼女はファ家の守り神である不死鳥に見守られ、驚異的な戦闘能力を開花させる。

f:id:unkosuzou:20201114155134p:plain

中国寄りのディズニーが中国受けを狙った作品で主演女優が「私は香港の警察を支持しています」「(デモは)香港の恥だ」というメッセージを投稿したり、中国が占領し弾圧、民族浄化を続けていると言われる新疆ウイグル自治区で撮影されたことなど話題に事欠かない作品。

f:id:unkosuzou:20201114155145j:plain

まあ商売からしてみるとアメリカのエンタメ界が中国寄りになるのは仕方ないかも知れんが、中国礼賛映画を作ってヨイショして一儲けするつもりがその中国発のコロナウイルスで上映出来なくなったのは皮肉としか言いようがない。

さてこのムーランだが一昔前のワイヤーアクション満載でディズニー映画というよりもう中国映画を見ているようだった。

f:id:unkosuzou:20201114155158j:plain

歴戦の兵士という主人公の父親役はドラマ24トエィンティーフォーでジャック・バウアーを誘拐する中国政府エージェントの悪役やってたヒトだとすぐにわかった(笑)

そもそもムーランというお話自体を知らないので新鮮な気持ちで観ていたがさすがはマンガ原作だけあって荒唐無稽過ぎて笑えた。

f:id:unkosuzou:20201114155207j:plain

さすがにハリウッド映画だけに戦闘シーンのスケールや迫力は先日観たキングダムよりは遥かに上だがその内容はしょぼいストーリーのせいで大して変わらないように見える。

f:id:unkosuzou:20201114155238j:plain

ストーリー自体は薄っぺらく単純で見どころはワイヤー多用のアクションだけと中国ではこんなのが受けるんかと呆れてしまった。

結論としてちょっと退屈な1時間55分だった。