1999年と2019年という別々の時代を生きる、共に28歳の2人の女性。
彼女たちがある日コードレス電話により20年の時を超えて繋がったことから予期せぬ運命が訪れる!
韓国映画『ザ・コール』は、当初、韓国にて劇場公開が予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の余波により、Netflixを介しての公開となり、2020年11月27日より配信が開始されました。
Netflixにて2020年8月に配信を開始したホラー映画『#生きている』でも知的な存在感を輝かせたパク・シネと、イ・チャンドン監督の『バーニング』で衝撃的なデビューを果たしたチョン・ジョンソが激しく激突する、迫真のミステリー・スリラーです。
新型コロナによって劇場公開出来ずにネットフリックス配信になってしまった韓国映画。
壁を叩いたら後ろに階段が隠してあって地下室があるなんてパラサイトみたいな展開かと思った。
最初は意味がよくわからなかったがなかなかユニークで面白い設定だと感心する。
過去と未来が電話で繋がっていて過去により現在が変わるという時間軸を使うややこしいストーリー。
この手はともすれば難解になって意味不明になる事が多いが比較的わかりやすく整理してあるところが非常に好ましい。
しかしこの映画に限らず脚本が巧みで途中から展開が全く読めない。
この映画は基本的に二人の女優のいわばダブル主演なのだか二人共がっぷり組んで引けを取らないまさに体を張った演技が凄い。
ダークで重々しい展開が続き予想できないような衝撃のラストになる。
はっきり言ってなかなかの力作で残念ながらテレビ局主導の日本映画は完全に置いていかれているのかも知れない。
かなり面白かったが色々考えさせられたザ コールだった。