お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の寺門ジモンが、初監督を務めるヒューマンドラマ。
食べることの大切さや、作り手への感謝の気持ち、誰かと共に食卓を囲む喜びを描写する。
EXILE、三代目 J Soul BrothersのNAOTOと、『春待つ僕ら』などの土屋太鳳が主演を務め、主人公・良人の母を『双生児-GEMINI-』などのりょうが演じている。
石黒賢、松尾諭、寺脇康文、白竜、東ちづる、筧美和子、大泉洋らが脇を固める。
良人は、下町にのれんを出す人気焼肉店「根岸苑」を一人で切り盛りする母の安江(りょう)の手料理を食べるのが楽しみだった。
だが、ある出来事をきっかけに店は閉店し、成長した良人(NAOTO)は家を出て、しがないライターとして暮らしていた。
ある日、彼はグルメ情報サイトの立ち上げを任される。ところが、時を同じくして疎遠になっていた母が倒れたとの連絡を受ける。
土屋太鳳が出てるので観た(笑)
監督はなんと寺門ジモンとは驚きだ。
いわゆるグルメドラマみたいな展開だが寺門ジモンだけに肉に対するこだわりが凄い。
ネットと飲食店との裏事情も暴露されているシーンまであってまあさもありなんという。
ストーリーは基本的に単純で非常にわかりやすくどことなく美味しんぼのオマージュのようだ。
とにかくこの映画の見所はなんと言っても旨そうな肉の調理シーンだ。
焼き方にもかなりの専門的な知識が披露されていて焼き肉を食いに行きたくなる。
あの大泉洋がちょい役で出てるがさすがにいい味を出していてかなり笑えた(笑)
寺門ジモン監督と言うことで全く期待しないで観たのだがストレートに肉への愛が表現されていて結果としてなかなか面白い作品になっている。
最後の方は無理くり泣きに持っていこうとする意図はわかるがちょっとこれは強引すぎるようで1ミリも泣けなかった。
まあ内容がどうのとかよりもこの超旨そうな焼き肉の数々を堪能するというコンセプトであればその確信は突いていると思われるフード・ラック!食運だった。