らをた広島

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宇宙戦士バルディオス 劇場版

愛し合いながらも敵対する男女の悲劇を描いたロボットアニメの異色作。

1980年から放映された同名のTV作品の劇場版。

放射能に汚染されたS1星では、惑星から脱出しようとする軍部と、惑星を浄化しようとする科学者グループの対立が激しくなっていた。

そんな中、科学者を父に持つマリンは、女性親衛隊長アフロディアと出会う。

数日後、マリンの父を軍部が送りこんできた兵が暗殺。

憎しみに燃えたマリンは敵兵を殺してしまう。だが、その兵はアフロディアの弟だった…!

あの伝説巨神イデオンと同時期に放送されわけのわからなさを競ったある意味名作アニメーション(笑)

大学生の頃、テレビでやっていたのかレンタルビデオだったか忘れたがバルディオスの劇場版を観たがあの時はイデオン同様に理解不能だったから今になって再度観る事にした。

宇宙戦士バルディオスとは合体型の巨大ロボットで以前も感じたがバルディオスのデザインセンスの無さと言うかカッコ悪さはどうにかならんかったんか?と思ってしまう(笑)

劇場版でもこの作画ならTV版だと作画崩壊だったんじゃないかと危惧してしまうレベルだが、ガンダムの作画も大概だったから当時は問題なかったのだろう。

基本的にイデオンと同じ異星人との闘いを描いていて敵との恋愛云々と言う下りもイデオンによく似ている。

マリン・レイガン : 塩沢兼人/ジャック・オリバー : 田中秀幸/北斗雷太 : 玄田哲章/ジェミー星野 : 潘恵子/月影剛士/ナレーター : 堀勝之祐/エラ・クインシュタイン : 此島愛子/ローザ・アフロディア : 戸田恵子/ゼオ・ガットラー : 柴田秀勝とそうそうたる声優の顔ぶれで今や大御所になるだろう。

宇宙戦士バルディオスの劇場版なのに肝心な宇宙戦士バルディオスはほとんど登場せず人間(異星人)模様が描かれていく様はまさに迷作アニメだ(笑)

何十年ぶりに観たが以前のような意味不明ではなく内容はそれ程難しくないので理解できるがストーリーとしてはかなり安易だ。

それにロボットアニメなのに異星人の惚れ腫れ要素が絡んで話のフォーカスがボヤケてしまっている。

イデオンのように難解ではないがコンセプトが甘く結局何がテーマなのかよくわからない。

ラストほぼ全員死んでしまいココらへんはイデオンと同じでこの頃はこういう廃退的なのが流行ったのかわからんが、今見てもトンデモロボットアニメなのは間違いない宇宙戦士バルディオス 劇場版だった。