呉出身の自分にとってふるさとの味といえばモリスだ。
店内のスタッフは女性ばかりになっていて接客が柔らかく非常に居心地が良い空間になっている。
本当は暑い日だったので冷やし中華が食べたかったのだがこの日はやっていないようで通常の中華そばをお願いした。
ちょっと待ってからキタヨ!!モリスの中華そば(並)650円。
いつものようにスープがなみなみと注がれている。
やや昔風の少し太めで柔らかい麺。
これもずっと以前から変わっていないようでやはりコレじゃないとモリスのラーメンという感じがしない。
あとはモヤシとネギがパラッとだけ入っていてこういうトッピングもモリスらしい。
注目すべきはやはりこのイリコスープでキレイに澄んでいて塩ラーメンの部類に入ると思うが和食のお澄ましにも近い独特の味わいがある。
これも最近あまり見なくなったパサパサ系のチャーシューもこのアッサリスープとの相性が想像以上によく見事にハマっている。
コリコリメンマも箸休めというかしっかりと機能していて食べ飽きることがない。
以前は苦手だった酢による味変だが自分も歳をとったのか最近は少しづつこの面白さが理解できるようになってきた。
今回も少しづつ酢を入れてスープの変化を楽しんでしまった。
これだけでスープを飲み干せるくらいの味変だけどこの日は流石の暑さで途中で断念してしまった。
それにしてもクソ暑い日中にみんな汗かきながらここの中華そばを啜っている姿は老舗の貫禄みたいに見えてしまったモリスだった。