「ガメラ 大怪獣空中決戦」の好評を受けて登場したシリーズ第2弾。
今回は、惑星そのものの生態系を侵略しようとする宇宙生物レギオンとガメラを交えた人類との戦いを描く。
北海道に落下した隕石を調査する自衛隊は、何者かが地下を通って札幌方面に移動していることを突き止める。
やがて地下鉄で巨大昆虫が現れる事件が起こり、同時に巨大な植物が発生する。
それは繁殖を開始した宇宙生物の仕業だった。
ガメラは地球環境を守るべくその生物群に戦いを挑むのだが……。
監督は前作「ガメラ 大怪獣空中決戦」を手がけ好評を博した金子修介。
脚本も前作と同じく伊藤和典が担当し、撮影の戸澤潤一、特技監督の樋口真嗣など前作の主要スタッフが再び顔を揃えた。
主演は「大失恋。」の水野美紀と「GONIN2」の永島敏行、「LUNATIC」の吹越満。
また前作でデビューした藤谷文子が同じ浅黄役で再び出演するほか、長谷川初範、螢雪次朗、渡辺裕之らが前作と同じ役どころで顔を見せている。
2023年3月でサービス終了のGyaO!で終了間際に配信してくれていたので観た。
1996年公開だからもう27年も前の作品で水野美紀が若くてキレイなのが印象的ではある。
舞台は北海道だからか当時北海道のローカルタレントだった大泉洋や安田顕がセリフのないエキストラで出演しているが今だったら大泉洋主演でも不思議ではない。
大泉洋に至ってはエンドロールにも名前がない扱いだ(笑)
源ガメラも敵の怪獣もおそらくCGで作られるのだろうが時代的にこの頃の作品はまだ着ぐるみなのだが今となっては手作り感があってコッチの方が親しみが湧く。
今回も自衛隊の全面協力があったようでその手の車両や兵器が作品にリアリティーを持たせてくれている。
平成ガメラの一作目の女の子も登場してきてシリーズとしての繋がりを感じさせてくれる。
レギオンは何かに似てると思っていたがヱヴァンゲリヲンの使徒にこんなの居たような気がするが関連性はあるのだろうか。
話しの途中から水野美紀の必要性がどことなくなくなってしまったのは残念だけどそれでも最後までちゃんと観させてくれるだけの説得力はある。
大泉洋だけではなく梶原善や田口浩正など今は第一線の俳優さんが端役で出ているのは感慨深い。
評価が高いだけあってなかなかよく出来ている映画ではあるが終わり方がやや呆気なかったような気がしないでもない。
ここまで来たのなら3作目も観なきゃならんと使命に駆られてしまったガメラ2 レギオン襲来だった。