キアヌ・リーヴス演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックの死闘を描くアクションシリーズの第4弾。
裏社会のおきてを破ったことで粛清の対象になったジョンが、組織と決着をつけるべく動きだす。
監督は前3作と同じくチャド・スタエルスキ。
主演のキアヌ、ローレンス・フィッシュバーン、ランス・レディック、イアン・マクシェーンらおなじみのキャストに加え、『イップ・マン』シリーズなどのドニー・イェン、『IT/イット』シリーズなどのビル・スカルスガルド、真田広之、リナ・サワヤマらが新たに出演する。
伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、裏社会のおきてを破りながらも粛清の包囲網を生き延び、全てを支配する組織「主席連合」と決着をつけることを決意する。
一方、組織内での勢力拡大をもくろむ高官グラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)は、裏社会の聖域だったニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破。
さらにジョンの旧友でもある盲目のケイン(ドニー・イェン)を抱き込み、ジョン狩りを始めようとしていた
キアヌリーブス主演のジョン・ウィックシリーズ第4弾
監督もこれまでと同じなので今回もキアヌリーブスの体を張った凄まじいアクションが期待できるが上映時間が2時間50分もある。
この作品にも先日亡くなったランス・レディックさんは相変わらず元気な姿を見せておりこれは本当に残念だ。
映画冒頭部分に大阪心斎橋に真田広之が登場して日本が舞台になっていて嬉しくなったが、何かにつけて中国にへつらっていたハリウッド映画も変わってきたようだ。
ネットフリックスのサンクチュアリで静内役の役者さんが同じく相撲取りとしてちょい役で出ていた。
しかし予備校じゃあるまいし「初志貫徹」のデカいネオンサインは明らかに日本を誤解しているようで苦笑いするしかなかった(笑)
今やブランド化したジャパニーズウイスキーもガッチリ宣伝してくれていてさすがは親日家のキアヌリーブスだけの事はある(笑)
しかし現代ヤクザが弓矢に手裏剣持ってるのはさすがに米国人の大好きなニンジャとごちゃごちゃになっているのだろう。
しかしキアヌリーブスはもう58歳だそうだが代役や早送りを使っているようには見えないし今まで通りに俊敏に動いていてその体力には驚かされる。
真田広之の娘役のリナ・サワヤマという日本人女優さんは知らなかったがこの作品をキッカケにハリウッドデビューのようだ。
ストーリーはジョン・ウィックシリーズ共通のわかりやすいと言うかほとんど無いと言うかいつもの調子で単純にこの激しく華麗なアクションの連発を堪能する作品と考えたほうが良い(笑)
とにかく死なないジョン・ウィックの着ているスーツの上着は防弾仕様になっているようでこれだけで撃たれても平気とかホントにあるのかわからんが面白いアイデアだ。
劇中でシェパードが悪党の股間に噛み付くシーンがあるがさすがにコレは痛すぎて引いた(笑)
クライマックスはいつものように激しいカーアクションからの銃撃戦がパリを舞台に繰り広げられてこのシリーズの期待は決して裏切らない。
この手の作品で主人公が何人の敵を殺すのか?と思った事は何度もあるが今回のジョン・ウィックは少なく見積もっても200人は軽く上回ってるんじゃなかろうか。
敢えて言うなら悪役がちょっと弱かったような気もするが全体としては楽しみにしていたジョン・ウィックシリーズとしては見応えがあったジョン・ウィック:コンセクエンスだった。