らをた広島

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国民死刑投票

8月10日に放送が始まったドラマ『国民死刑投票』。パク・ヘジンの久しぶりのドラマ出演、人気コミックが原作ということもあり、かねてより“2023年下半期 期待度No.1”と噂されてきた注目度の高い新ドラマです。

悪質な犯罪者たちを対象に国民死刑投票を行い、死刑を執行する正体不明の死刑執行人を追跡するストーリーを描いた作品です。
法では裁かれなかった犯罪者への死刑投票から、正義とは何かを問うサスペンススリラー。

ドラマ『国民死刑投票』は、「あなたの正義は何か」を問う作品となっています。

ドラマの面白さを決めるのは、やはり脚本とキャストでしょう。
『国民死刑投票』の主演を務めるのは、久しぶりのドラマ復帰となるパク・ヘジン

そして、このドラマのテーマとなる「正義」を問う要となるキャラクターを演じるのは、ベテラン俳優のパク・ソンウン。

『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』『庭のある家』に出演した、旬の女優イム・ジヨンがキャスティングされたことも大きな注目ポイント。

そう言えば最近韓国ドラマや映画を観ていなかったと気が付いてamazonプライムビデオに新規配信されたので観ることにした韓国ドラマ。

本国でもごく最近放送されているようで当然ながら吹き替えはなく字幕ではあるが、それでも昔じゃ考えられない時代になったもんだ。

最初はヅラでわからなかったが確かに『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で憎たらしすぎる極悪人を見事に演じた女優さんが出ていて今回は悪役ではないようだ。

いつもの事だが韓国車は日本にEVしか入っていないからどらまで見るしかないが、今回もアレコレと色んな車種が登場してとても興味深い。

最近の韓国ドラマや同様に今回もマンガが原作らしいが発想は突飛ながら着眼点としてはなかなか鋭いと正直感じる。

基本的にシリアスな内容ながらお笑いの要素が散りばめられていて観ていて飽きない工夫がキッチリとしてある。

このドラマだけだと思うがamazonプライムの字幕が若干遅れて表示されるような気がしたがこういうのは慣れの問題かも知れない。

法で裁けない極悪人を個人でネット投票して死刑にするというこのドラマの発想自体は非常に面白いがこの突飛な着眼点を生かすも殺すもコレからの脚本次第でどうなるのか固唾を呑んで見守ってしまった。

最初はバンバン処刑されて盛り上がるがまあドラマだから当たり前かも知れないが内容は落ち着いて淡々と展開する。

とりあえずは全7話のようで最近の韓国ドラマも全体にコンパクトになったように思う。

最初に広げた風呂敷をどう展開させてどう収めていくのか見ものではあるが中盤、かなりスローになってしまい間延び感は否めない。

しかもコレから続編ありきで制作されて居るのでファーストシーズンでは大まかなキャラクター、全体像と世界観を紹介だけしましたみたいな終わり方にちょっとガッカリしたというのが正直な感想だ。

7話で終わったと思っていたらAmazonプライムで8話がアップされていてビックリした。

劇中に見たことがないクーペが出てくるがおそらく韓国のスポーツカーだと思われるが、日本に紹介されていない韓国車はまだまだたくさんあるようで、他にも馴染みのないクルマが数多く見受けられ勉強になる(笑)

韓国ドラマの常ではあるが悪役のキャラがビシッと立っていて狂人を実にリアルに演じる事ができる演技派の俳優さんを起用するなどガッツリ抜かりはない。

それと気になったのは劇中のスマートフォンが見たことない折りたたみタイプが多くもしかしたらサムスンの新製品の宣伝になっているのかも知れない。

話しが進むにつれて誰がケタルか分かってきてストーリーの全貌が見えてくる。

ただその全貌が見えてからがこのドラマの本番と言うかクライマックスに突入して俄然面白くなる。

ただ全12話の全貌が見えてからトータルとしての話しの奥行きが足らずもう一捻りあったらどんなに良いかと残念になった。

なかなかの力作だとは思うが12話でやるには少々中身の間延びが感じられ半分くらいの尺にすれば不必要なシーンが省かれてサクサク展開して面白かったんじゃないか。

最近は以前ほど韓国ドラマにヒット作が生まれなくなった理由はよくわからないが、もしかしてネットマンガ原作ばかりでネタ切れか?といらぬ心配をしてしまった国民死刑投票だった。