
呉市の亀山神社に向かう道の途中にひっそりと佇むようにある激渋喫茶店。
やっているのかハッキリとはわからないが店内に電気が灯っているようなので大丈夫だろう。



呉出身の自分も全然知らなかったのだがネット情報をみてやってきた。
だけど一人で入店するのはなかなか勇気が必要だ(笑)



意を決して扉を開くとテーブルで大将と思われる方が新聞を読んでおられたので「いいですか?」と聞くと快く招き入れてくれた。


しかし年季の入った店内は自分が若かった頃の昭和の雰囲気に満ち満ちていてそういうのが懐かしい世代にとっては非常に心地よいだろう(笑)


まずテーブルにもどこにもメニューがない!!
どうしようか迷ったが大将に「ランチお願いできますか?」と言うと快諾してくれた。

チョット待ってからキタヨ!!味蕾のランチ900円(食べ終わって払う時にやっと値段がわかった)。

魚と肉の両方あってしかも気前よくボリュームもあってこのお店の外観からは想像もつかないランチだ。



これにご飯とお味噌汁がついてくるが特に味噌汁は単なるオマケではなくキッチリ作られているワカメの味噌汁だ。



まずは一番手前にあるナスだがこれも味がついていてそのまま食べられるがおひたしってヤツなのかな?

まずは魚だがけっこう大きめのでどういう料理なのかラヲタにはわかるはずもないがマヨネーズがよくあっていて柔らかくウマい。

肉も生姜焼きのような雰囲気だがこれも何の料理なのか自分には理解できないがとっても柔らかくて旨味じゅうぶんだ。



これはもしかして「当たり」なんじゃなかろうかと胸を踊らしながらガツガツ食べたが魚肉に目を取られてしまったが脇役の野菜もちゃんと処理してあって相当なもんだ。



魚を食べながら野菜を食べて味噌汁のんでから今度は肉とご飯、というように全体にバランスが良く食事自体が楽しい。



大きなブロッコリーにキャベツにトマトにピーマンと単に盛っただけでなく飽きさせない工夫がしてあるかのようだ。


基本的に甘辛く味付けしてある肉は薄切りなので2〜3枚一気に食べたがこれでじゅうぶん食べごたえがある。


最後に野菜が残ってこれがデザートのようになってしまったがこれでキレイに全部平らげてしまった。
大将の腕は確かだしこの内容で900円ってのはじゅうぶんに納得できると思う。
量的にもけっこうあってお腹は一杯になった満足感で満ち足りてしまった味蕾のランチだった。
こういうのも「穴場」っていうのだろう。
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