1977年発売だからちょうど自分が中学生の頃に実際にレコード店で購入したアルバム。
この前年に発売されたシルク・ディグリーズはあの名曲「ウィアー・オール・アローン」を含んでいて大ヒットしていたが結局買うことはなかった。
だけどどういう理由だったかは忘れた(ラジオでどの曲を聴いたのだろう)がこのアルバムは予約して買ったのを覚えている。
Side 1
1 スティル・フォーリング・フォア・ユー - "Still Falling for You" (Boz Scaggs) - 3:54
2 ハード・タイムス - "Hard Times" (B. Scaggs) - 4:30
3 ア・クルー - "A Clue" (B. Scaggs) - 3:58
4 ホワッチャ・ゴナ・テル・ユア・マン - "Whatcha Gonna Tell Your Man" (B. Scaggs, Jai Winding) - 3:54
5 ウィアー・ウェイティング - "We're Waiting" - 6:24
Side 2
1 ハリウッド - "Hollywood" - 3:10
2 ゼン・シー・ウォークト・アウェイ - "Then She Walked Away" - 4:06
3 ギミー・ザ・グッズ - "Gimme the Goods" - 4:15
4 1993 - "1993" - 4:05
5 トゥモロー・ネヴァー・ケイム〜トゥモロー・ネヴァー・ケイム(リプライズ) - "Tomorrow Never Came/Tomorrow Never Came (Reprise)" (B. Scaggs) - 4:41
ほぼ50年振りに全曲聴いたがよくもこんなアダルト向けなのを中学生ごときて聴いていたなと呆れてしまった(笑)
それほどに古さをまったく感じさせずTOTOのメンバーによる演奏能力も非常に高い。
タイトルの「ダウン・トゥー・ゼン・レフト」って直訳すると「2ブロック戻って左へ」らしいがよくわからないジャケット絡みで他の意味もあるとする説もあるようだが、当時の中学生の自分にはわかるはずもない(笑)
代表曲がないせいか「シルク・ディグリーズ」、「ミドルマン」という大ヒットアルバムに挟まれる形で埋もれ気味の本作だが、トータルとしてのデキはボズ・スキャッグスの独特の高音を遺憾なく楽しめるアルバムとしてやはり傑作だったんだなと思いを新たにしたのだった。