らをた広島

食べ歩きブログ

レッドシューズ

シングルマザーのボクサーと娘の絆を描いたヒューマンドラマ。

ある事情により娘と暮らせなくなった主人公が、娘を取り戻すために再起を懸けてリングに上がる。

『リトル・マエストラ』などの雑賀俊朗が監督を務め、地元である北九州でオールロケを敢行。

窮地に立たされた主人公をドラマ「ランウェイ24」などの朝比奈彩が演じ、『おいしい給食』シリーズなどの市原隼人、雑賀監督作『カノン』にも出演した佐々木希のほか、森崎ウィン観月ありさ松下由樹らが共演する。

北九州で娘と暮らすシングルマザーの真名美(朝比奈彩)は、ある日家庭裁判所に呼び出される。

女子ボクシングに熱中する彼女の経済状況が不安定で、娘の養育は義母(松下由樹)が担うべきと行政が判断したためだった。

そんな中、思いがけず失業した彼女は周囲の支えにより老人介護施設の職を得るが、事故を起こしてしまい、娘と暮らせなくなってしまう。

娘を取り戻すためには、ボクシングの試合でファイトマネーを勝ち取り生活を立て直す以外になく、真名美は最強のチャンピオンとの対戦に挑む。

女子ボクシングをテーマにした日本映画。

毎週たのしみに観ているモトライズと言うバイク番組に出てる小野木里奈と言う女優さんがボクシング経験があるので対戦相手役で出てるとSNSに書いていたので観た。

ケンカではないとはわかっていてもかなり特殊なスポーツでもあるボクシングを女性がやるなんて凄い時代になったもんだ。

主演の朝比奈彩という女優さんは残念ながら知らなかったがドラマチア☆ダンに出演していたみたいだから見たことはあるのだろう。

北九州市ロケとのことだが関門大橋とか出てきてそれらしい雰囲気はある。

ただ冒頭から主人公は極貧と不幸の連発でこれはいくら何でもやり過ぎてリアリティがなく昔の韓国ドラマみたいで笑ってしまった。

それに主人公がこんなに貧窮しているのに女子ボクシングにのめり込むモチベーションがこれまたとてつもない不幸によるものだったりとここ迄極端過ぎると短絡的に見える。

パワハラ老人役でせんだみつおが出ているが久しぶりに見たが年を取ってしてビックリした。

度重なる不幸の連続にさすがに観ているのがしんどくなって何度も止めようかと思ったが目当ての小野木里奈が出てくるまでは、とどうにか踏みとどまった。

ボクシング映画と言うからには最終的にボクシング決戦が見せ場になるはずだがこの不幸の連鎖がそこ迄の段取りであれば、手法としては古すぎるように思う。

ストーリーはまあこの手の作品はどうしたってあの名作ロッキーみたいにならざるを得ず予想通りだ。

通常の男子のボクシングであればそれらしい肉体を作り上げるから最初から迫力があるが女子ボクシングだとそうもいかないので映像的には不利だ。

そこら辺はCGが補ってくれるのだろうがソレでもやり過ぎな不幸のどん底と同じくらいリアリティがない。

終盤になってやっと目当ての小野木里奈が出てくるが、モトライズで観るバイクに乗る彼女とは似ても似つかぬドレッドヘアのラスボス役でコレは凄い。

試合直前にサウスポースタイルに変更して練習とか、とにかく「ほんまかいな?」の連続にもしかしてコレって全てご都合主義なんじゃないかと思うようになってしまった。

小野木里奈はボクシング経験があると言っていた通り本当にパンチを当ててなくてもその体型やフォームに迫力がある分、主人公の素人ぶりが露呈してしまう。

こうなると最大の見せ場であるボクシングシーンが単なる茶番となってとてもじゃないが見せ場と言えなくなる。

ストーリーも見え見えで残念ながらこれ迄観たボクシング映画では何が言いたいかわからんし、何も感動しなかったし、最も作品に入り込めなかった。

ロッキー→クリードシリーズを全部観ていると、そのストーリーの組み立てやボクシングシーンの迫力の圧倒的な迄の差に愕然とするしかなかったレッドシューズだった。