らをた広島

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カンダハル 突破せよ

『エンド・オブ・ステイツ』などのジェラルド・バトラーリック・ローマン・ウォー監督が組んだアクション。

バトラーふんするCIAの潜入工作員が、中東から脱出しようとする。

アメリカ国防情報局の元職員という経歴を持つミッチェル・ラフォーチュンが、実体験を基に脚本を執筆。

共演には『ホース・ソルジャー』などのナヴィド・ネガーバン、『ヴィクトリア女王 最期の秘密』などのアリ・ファザールらがそろう。

イランに潜入中のCIA工作員トム・ハリス(ジェラルド・バトラー)は核開発施設の破壊工作に成功するも、CIAの内部告発によって機密情報が漏えいしたことで身元が発覚する。

任務を中止した彼は中東から脱出するため、400マイル先のアフガニスタンカンダハルにあるCIA基地を目指す。

残された時間は、イギリスSAS連隊の飛行機が離陸するまでの30時間のみ。

トムの行く手には、イラン革命防衛隊の精鋭集団やパキスタン軍統合情報局の刺客などさまざまな勢力が立ちはだかり、壮絶な追跡劇が繰り広げられる。

アマゾンプライムで公開されたので日本語吹き替え版で観た。

カンダハルアフガニスタンの第二の都市の名前でタリバンの主要拠点のようだ。

CIA工作員の話しと言う事でアマゾンプライムで配信されたジャック・ライアンシリーズのような内容を期待してしまう。

ここ手の作品らしく女性はほんの少しで濃い顔のゴッツいオッサンがゴロゴロ出てきて画面がとってもむさ苦しい(笑)

要はCIAの作戦がバレて逃げなきゃならなくなりその逃亡記録のような内容だが、基本的にはイランとアメリカの対立がベースになっている。

日本とイランは関係は悪くないがアメリカは最悪なのでココらへんの政治的背景が理解できていないと、この作品も対立の構図がちょっとわかりにくい。

まあストーリーなんてわからなくてもアクションシーンがウリの映画だからほとんど問題ないだろう(笑)

実話を元にした作品のようなのでリアリティがあってアフガニスタンのヤバさが伝わってくる。

主演のジェラルド・バトラーは他の作品でも見たことがあるが大体この作品と似たような役が多いように思う。

最近はスコープを装着して真っ暗の中でも戦闘が出来るようでこの辺りは如何にも新しい兵器の性能は凄まじい。

アフガニスタンの砂漠では耐久性と信頼性のある日本車(トヨタ・日産)が数多く使われていて勿論テロリストも使っているがこれは仕方なかろう。

ラストの戦闘シーンは迫力があって思わず見入ってしまうが、敵対関係が難解なため終盤は何がなんだかわからなくなる。

取り敢えずココを脱出するのが目的なので、逃亡劇が続くがタイムリミットもあってかなり盛り上がる。

果てしない殺し合いの果に何が得られるのかを問うているような終わり方に色々と戦争とは何かを考えさせられる。

アフガニスタンの事がよくわかっていないのでわからない部分もあったが最後まで興味深く観ることができたカンダハル 突破せよだった。