
「チェンソーマン」などの藤本タツキによるコミックを原作とする青春アニメ。
小学4年生の少女が、漫画好きという共通点を持つ不登校の少女と共に漫画制作にまい進するも、やがて衝撃的な出来事が起こる。
二人の少女の声を俳優の河合優実と吉田美月喜が担当。

監督を『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の演出やアニメ「ライジングインパクト」シリーズのキャラクターデザインなどを担ってきた押山清高が務め、アニメーション制作をスタジオドリアンが手掛ける。

小学4年生の藤野は学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメートから絶賛されていた。
ある日、藤野は先生から不登校の京本が手掛けた4コマ漫画を学生新聞に載せたいと告げられる。
そのことを機に藤野と京本は親しくなっていくが、やがて成長した二人に、全てを打ち砕く出来事が起こる。

チェンソーマンの藤本タツキ原作と知って観る事にした1時間の短編アニメーション映画。
アニメの中で4コマ漫画が展開するので最初はなんのことかわからなかったがどうにかついていけた。

主役の声優はドラマ「ふてほど」で一躍ブレイクした河合優実で直ぐにそれとわかったがなかなか頑張っている。
とにかく短い上映時間なのでよそ見してると置いていかれるくらいに展開は早くサクサクどころかシュシュッと進行する。

タイトルがタイトルだし、小学生時代からマンガを描くことにハマっていく主人公ってもしかして藤本タツキ先生の自伝みたいな話しなのかと予感してしまった。
ストーリーは妙に生々しく尚且つリアリティがある。

小学生にしてはちょっと大人過ぎるような気もするが、二人の少女の奇妙で不思議な関係が軸になっていて、コレがあのグロいチェンソーマンと同じ作者の作品とはとても思えない。
その藤本タツキ先生は秋田出身なのでこの物語もおそらく秋田が舞台と思われる。

ちょっと予想できない内容になるので必死でしがみついていく。
自分も小学生の頃にマンガを描いてみた事があるかわあまりに面倒だし全然上手く描けなくて速攻で挫折したが、こうしてマンガに打ち込める事自体、ある種の才能だと思う。

かなり悲しい作品になるが基本的にお涙頂戴というコンセプトではないようで、あっという間に終わるが色々考えさせられた。
コレが藤本タツキ先生の回顧録なのかはわかりようもないが、しみじみとした良い作品だと思ったルックバックだった。