らをた広島

食べ歩きブログ

初ちゃん(中区)ステーキ、中華そば

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広島の繁華街からちょっと離れた場所にある初ちゃん
自分はココにずっと前から来たかったのだがなんせ日曜祭日定休の夜専店という敷居の高さがあるのでなかなか機会がなかったが今回は「ラーメンヌ」ことてんとうむしさんに誘われて3人で新年会と言う形で実現することになった。
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しかしまあこの店の周囲には飲食店はなくほとんどマンション街だ。
正直まさかこんな場所にあったとは想像だにしていなかった。
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約束の時間に少し遅れてしまったので慌てて暖簾をくぐると「これがあの有名な初ちゃんかいな??」って言うほどのカウンターだけの店内。
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目の前にはこんなケースがあってポテトサラダにチャーシューが並んでいる。
そして少し向こう側にはおでん鍋があって大昔によくあった駅前食堂のような雰囲気だ。
そしてその向こう側には「おかあさん」と客から呼ばれている年配の女性ともう少し若い女性の二人体制。
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メニューを見ると筆頭には酒類が並んでいるが食事系は中華そばが最初になっていて途中にステーキを書いてあるのがラーメン屋としては珍しい。
だけどここはラーメン屋というか広島特有の屋台から固定店舗になった居酒屋のような業務形態と捉えるのが正しいのかもしれない。
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なぜならココ初ちゃんの名物はこのドでかいステーキだから。
ラーメンヌてんとうむしさんによるとこのステーキは国産の佐賀牛で実質3人前くらいもあって1500円〜1800円程度の為、ほぼ利益がないのでコレだけの注文はお断りなのだそう。
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焼き方はミディアムレアでなかは少し赤いしそもそも肉自体が柔らかくして舌の上でほぐれてトロけるようだ。
一緒についてくるサラダも新鮮野菜で口休めには後口が爽やかである意味「こんな場所で極上の国産ビーフステーキ」がしかもこんな信じられない値段で食えるなんてこれは差し詰め「お年玉」だ。
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次にトドメを刺すように牛串を注文。
この牛肉もさっきのステーキと同様の肉が使われているのは間違いなく「脂身まで旨味がぎっちり」だ。
いやいやたまらんですのぅ〜。
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他にもラッキョやおでんやらシュウマイやらサブメニューをお願いしたが最初のステーキの先制パンチでほとんど腹はいっぱいになりこのあたりからもはや〆に突入するもやむ無しとの雰囲気になってきた。
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初ちゃんの隠し球はラヲタの自分を粉砕するのはじゅうぶんな中華そばだ。
出てきたのはデフォルトでコショウがかけてあるいわゆる「ジ・オールドスタイル広島ラーメン」。
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麺も柔らかい伝統の広島ラーメンともいえるスタイルでこれって飲んだ〆としてはなかなかハマるからこうなっているのだろう。
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スープはとんこつ醤油でこってりしており更に脂身の多いチャーシューがそれに追い打ちをかける。
だけどこれとビールがかなりの相性であることは間違いない。
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世間的にはここのラーメン単体としても評価が高いようだがこの時点でかなり酔ってしまっているから正確性を保証できないが一般的な「オールドスタイル」のラーメンとそれほどの優位性を感じなかったってのが正直な感想だ。
だけどこのステーキからこのラーメンって言うダイナミックな展開は酒のアテとしては最高レベルだと思うし他では味わえないだろう。
そういう意味では唯一無二な存在とも言える初ちゃんだった。