すずめ(西区東観音)2015年4月30日閉店
西区のすずめにやってきた。
駐車場は店の前に1台と少しだけ離れた場所に3台あるがこの日は生憎全部埋まっていたので近所のコインパーキングにいれてやってきた。
すずめといえば少し前から近日中の閉店を仄めかしておられたがなんとかまだ営業されておられて嬉しい。
いつもと変わらず入店後すぐのところに設置されている整理券発行機から整理券を抜き取ってカウンターへ。
厨房を見るといつものおふたりの男性と今までで見たこともないもう2人の男性の計4人働いているがね!!
こりゃ〜どういうことかいの??この見知らぬ二人の男性の手でもしかして営業継続されてることにでもなったんかいな?
と期待したのも束の間、やっぱりこんな張り紙が!!
「閉店のお知らせ
年配の方からお子様まで幅広く人々に60年近く愛されたすずめの歴史の幕をおろす時が来ました。
4月30日閉店
お客様にご贔屓ご来店いただき深く感謝致し誠に有難うございます。心よりお礼申し上げます。
毎日美味しく喜ばれる中華そばを一生懸命作り続けますので閉店するまでお客様の御来店を心よりお待ち致しております。
平成27年1月 すずめ」
残念ながら遂に正式に閉店へのカウントダウンが始まってしまっているようだ。
すぐにやってきたすずめの中華そば。
700円とかなり値段は高くなってしまったが広島人にはグッと来るルックスではある。
良くも悪しくも比較的スープの出来にムラがあるのがココすずめの特徴なのだが今日の出来は適度な焦げによる香ばしさを纏っており最近では最も極上。
このレベルなのに閉店してしまうなんて例えは悪いが「まだバリバリやれるのに日本の広島カープに帰ってしまう黒田を惜しむヤンキースファン」のようだ。
いつもの原田製麺の麺。
なんだかんだ言ってもこの手の広島とんこつしょうゆラーメンには全てがベストマッチなんだろう。
脇役ながらしっかり自己主張をしてくるチャーシューのお陰で後半も飽きることなく一気にこのラーメンを食べていくことができる。
個人的にとんこつしょうゆラーメンのもやしの存在はこのすずめのように最小限に留めるくらいが好みでネギと一緒に「薬味」として機能させているのはありがたい。
だけど返す返すもこれだけの人気と実績と存在感があるのに閉店しなければならないなんて広島にとって大きな損失になってしまうんじゃかなろうか?