
実は非常にご近所の中華そばきくま。
歩いて5分くらいかな?だけどなぜか普段はあまり来ないのよね。


今日は晩飯が用意されていないって事で急遽ここにやってきての晩飯になってしまったのだった。
昼はけっこう混雑しているようだけどさすがに夜はそこまでのことはない。
カウンターに座って注文するのだがメニューは中華そば600円とむすびの100円だけ。
餃子もビールも何もない思い切りは 陽気に習っているのだろう。

さてそんなに待たないでやってきたよ!中華そばきくまの中華そば600円。
本店格の陽気と比較すると少しスープの量が少なく見えるのだがこれは丼のせいかもしれない。
だけどこの丼とウッディな内装の全体に統一感をもたせてありこれは洒落た感じが嬉しいと感じた。

言わずもがなの原田製麺のストレート麺。
香りと言い歯ごたえと言いたしかに広島ラーメンにはこの麺がもっともしっくりくるのは疑いようのない事実であることは認める。


もやしやメンマも下処理がしっかりしていて全くと言って良いほど隙を感じない。
これは以前にはなかったしここまでやれるなら陽気よりも洗練されている。

とんこつ醤油のスープも同様で驚くほど丁寧な仕事ぶりがハッキリとわかりようになってきている。


運もあるのかもしれないが一昨年来た時と比較してぐっと旨くなっているのは間違いなさそうでアレコレと文句をつけたくてもこの出来だと黙らざるをえないってのが正直な感想だ。


この味をコンスタントに叩きだしているのなら相当にハイレベルのラーメン屋ということになるだろう。
全体の洗練度はオールドスタイルの広島らーめんの中では頭一つ抜きん出ているだろう。
気がつけばスープまでも完食してしまったくらいだからミシュランガイドに載ったのは「ダデ」ではないわな。