焦がし焼きそば 嬉一(中区八丁堀)焦がし焼きそば並
焦がし焼きそば 嬉一。
ズバリその名のように焦がし焼きそばを食べさせるお店。
焦がし焼きそばとはなんぞや??
それは大分県日田市のご当地グルメたる日田焼きそばのことらしい。
「一般的な炒める焼きそばと違い、鉄板上で一部が焦げるほど硬めに焼く麺に特徴がある。ソースで味付けし、具はもやし、ねぎ、豚肉をおもに入れる。
昭和30年代に、日田焼きそば専門店の想夫恋の初代である角安親が「焼いた麺料理はないものか」と考え、試行錯誤の結果生み出したものとされる。日田市内のラーメン店を中心に広がっており、この焼きそばを提供する店は想夫恋をはじめ十数店舗ある。日田で焼きそばが流行った影響で、現在は周辺の都市や福岡県にも日田風の焼きそばを出す店が存在する。
「日田焼きそば」と表記する場合は、想夫恋の商標で2009年8月27日に登録されている。」
店の前にここの大将はその想夫恋という店で修行したとも書いてあるので本格的な日田焼きそばを広島で食べさせてくれる店だと捉えて間違いないのだろう。
ちょっと待ってからきたよ!焦がし焼きそば 嬉一の焦がし焼きそば並(ご飯1杯無料)700円。
これはなかなかの迫力だ。
確かに醤油かソースを焦がしたような香ばしい香りが漂っている。
さっそくテーブルの上に大量の置いてある紅しょうがを添えてレモンをガッツリ絞ってから味わうことにする。
なるほど確かにパリパリになるまでしっかり炒めてあるのでどっちかというと麺はドライな感じが強い。
揚げ麺を炒めたそんな印象を受ける。
細長く切った豚肉がけっこう大量にはいっておりこれが実にこの焼きそばに力強さを与えており頼もしい。
紅しょうがはまさにベストマッチでなんだかんだ言っても焼きそばには欠かせないわな。
お冷と熱いお茶がもれなく提供されるのは非常に嬉しい配慮でこの寒い季節とっても有難い。
だけどお好みソースで焼きそばを作るといういわば「広島焼きそば」なるかなり特殊な焼きそばを食べ慣れている広島人にとってはウスターソース焼きそばですら馴染んでくれない。
それより更なる変化球になる日田焼きそばを比較的保守的な広島人が実際に食べるのかどうか非常に興味ある。