レストラン アラスカ(中区流川町)チキンカツレツ
広島でもかなりの老舗なのであろうレストラン アラスカ。
テレビなどでその存在は知っていたが飲み屋街の流川にある夜専レストランとなるとどうしても敷居が高くなって今まで訪れたことはなかった。
今回はたまたまよっしーとここに晩メシを食べに来ることにしたのだった。
今となっては昔懐かしい食品サンプルが並んでいるがこういうのって滅多に見なくなったな。
扉を開けて店内に入ると外から想像した通りの昭和な空間がそこには広がっていた。
自分が子供の頃に親にご馳走を食べるために連れて行って貰ったモダンな洋食屋、もうコンセプトはコレだ。
厨房にはおそらくはここの大将である年配の男性とホールもこれまた二人の若い男性と男ばかりの洋食屋だ。
よっしーが注文したオムハヤシ1500円。
要はオムライスにハヤシライスのルゥがかかっているという代物だがこんなのは初めて見た。
福神漬けとラッキョの充実ぶりもその値段をみれば納得だがそれにしてはオムライスが少々小ぶりなような気がしなくもない。
遅れて自分が注文したチキンカツレツ1100円。
そしてこれにライス200円を追加したのでしめて1300円。
こっちはチキンカツレツにかなり迫力がある。
一枚物でまったく切れ目がないのでナイフとフォークで切るのだが柔らかくて何の苦労もなくスーッと切れるのは嬉しい。
味付けはこれも懐かしさ満載の甘いデミグラスソースが基本なのか優しくて食べやすい。
野菜にはこれまた甘口のドレッシングがかかっておりヨコにはポテトサラダに久しぶりにみたよ!マカロニ!
もう子供の頃にタイムスリップしたようだ。
おそらく当時はハイカラだった洋食も今ではノスタルジックになってしまったのだろうが時は流れても旨いものはこうして生き残っていくのだろう。
やっぱり量が足りないとよっしーが追加注文したハンバーグサンドイッチ1000円。
ハンバーグサンドイッチなるものも自分は初めて見たが値段なりの重量感がある。
チキンカツレツ+ライスで腹一杯になっていたからそれほどは食べなかったがこのハンバーグとピクルスはおそらく手製でどうやらこのハンバーグこそがここのメインメニューなのかもしれないと思った。
よくメニューを見てみると夜専の店なのにナゾの「ランチ」なるモノがA、B、Cとあって他の客はほとんどこれを選んで注文していた。
なるほど、ここレストラン アラスカは夜専門店だけど晩メシにランチを食べるのが基本なのかと帰り間際になってようやく理解できたのだった。