
国道183号線から少しだけ入った場所にある市川商店。
比較的大きなパチンコ店の反対側だからわかりやすいだろう。


店舗横にはわかりやすい駐車場が3台完備されている。
店内は若い大将と女性スタッフの2人体制で一人だった自分はカウンターに通された。
実は半年前にもこの店を訪れており、その時とはメニューが変わっているようだ。


「廣島醤油豚骨らぁ麺」と「魚介と豚骨の濃厚ダブルスープらぁ麺」というラインナップでちょっと中途半端な印象を受けたのを覚えている。
それが今回は「はまぐりの柚子醤油らぁ麺」と「魚介と豚骨らぁ麺」、そして「辛味噌らぁ麺」という3本立てになりいわゆる広島ラーメンからの決別を図ったようだ。

ちょっと待ってからキタヨ!市川商店のはまぐりの柚子醤油らぁ麺(平日ランチタイム特典の麺大盛り)850円。
なるほどこれはさすがにはまぐりのルックスインパクトはバツグンだ。

ザックリとした歯ざわりでしっかりコシある麺は以前とは変わっていないのかな?


トッピングとして大いに目を引くハマグリも食べてみるとスープに全て旨味を出し切っているようでハッキリ言ってダシの抜け殻状態なので余計にスープへの期待が高まる。


スープは若干のラフな部分はあるのだが、実際以前の広島ラーメンとは比較にならないほどの洗練度とオリジナリティが発揮されているとマジ感心してしまった。

チャーシューは脂身のないパサパサタイプが2枚気前よく入れてあってこれもこのはまぐりダシラーメンによくあっている。


三つ葉、メンマ、白髪葱や青ネギとなかなか野菜系トッピングも豪華だがモヤシは今ひとつマッチングがイマイチに感じた。


おそらくはトンコツと鶏スープにはまぐりダシを合わせているのだろうが最近流行りの貝出汁ラーメンをよく反芻して自分のモノにされているは凄いと素直に感心した。
やや残念だったのは「はまぐりの柚子醤油らぁ麺」と銘打っているのに柚子の存在感が希薄っていうかほとんどなかったのだがココらへんにもう一捻りが欲しいような気もする。
スパッと広島ラーメンを捨てて魚介系に大きく舵を切った市川商店が楽しみな事は間違いない。