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J・エドガー


クリント・イーストウッド監督、レオナルド・デュカプリオ主演のアメリカ映画。
エドガーとはジョン・エドガー・フーヴァーと言いFBIの初代長官のことらしい。
かなりのやり手であると同時にその敏腕さから敵も多かった人物のようだ。
しかしこのデュカプリオはエドガーの老けた姿も演じているがこれがリアルすぎてたぶん本人が一番気持ち悪いだろう。
ハゲや皺、中年太りまでまるで本当に老けたか親族を使ったのか疑うくらいだ。
古い時代を表現するかのごとくまるでモノクロ映画のように鮮やかな色彩を抑えてセピアの世界を作り出している。
このエドガーって要はFBIを作り出した人ってことでいいみたいだがそもそもFBIとは・・・
アメリカ連邦捜査局アメリカれんぽうそうさきょく、Federal Bureau of Investigation、FBI)は、アメリカ合衆国の法執行機関。
司法省に所属している。テロ・スパイなど国家の安全保障に係る公安事件、連邦政府汚職に係る事件、複数の州に渡る広域事件、銀行強盗など莫大な被害額の強盗事件などの捜査を担当する。逮捕権のみで起訴権をもたない。職員を 10,000 人以上かかえ、主にアメリカ国内で捜査を行う。なお、連邦検察局というのは誤訳で、検察は日本同様、連邦から各市・郡レベルまで別に存在する。
本部の所在地はワシントンD.C.ペンシルベニア通り 935 番北西(ジョン・エドガー・フーヴァービルディング)。
スクロール内のモットーは“信義・勇気・保全”(英語: Fidelity, Bravery, Integrity)。
要は独自の強い権限を持つ極右の広域警察組織をアメリカの為に、といいながら結局は自分の為に作ることに邁進した人物。
しかし映画の中で彼がホモセクシャルだったと思わせる下りがある。
若い頃に女性秘書にフラれたがそのままずっと秘書として生涯信頼するパートナーとして二人三脚してきたが側近に同じ同性愛者を置き身の回りの世話をさせていたようだ。
当時のアメリカの国民的英雄リンドバーグの息子誘拐事件をきっかけにリンドバーグ法なるものを作りFBIに強大な権限と武器を手に入れる。
元来国を守ろうとするばかりに一生を掛けてFBIと言う強力な正義の組織を構築したエドガーだが時代や大統領が変わるとそのFBIを守ろうと違法行為に手を染めていくと言った皮肉な運命に翻弄されていく。
まあどうでも良いが劇中でたびたびでてくるホモセクシャルの描写はいくらデュカプリオとは言えキモチワルイ。
なんだかその手の映画を観ている錯覚してしまった。
まあまとめれば偉大な功績と長く居座り過ぎたが故の弊害を史実に沿って描いているのだろうがもう少しエンターテイメント性があれば良いかな~。
もしかしたらこの小難しい内容はイーストウッド監督が賞狙いで作った映画のように思えなくもない(笑)