らをた広島

食べ歩きブログ

花山椒(広島市中区)汁なし担担麺

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広島市中区の繁華街の更にディープな場所。
このへんはハッキリ言って風俗街。
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夜になると普通に歩いていてもいろいろ襲いかかってくる誘惑に勝てるかどうか不安になるような、そんな街角に新規に開店した汁なし担担麺専門店 花山椒
ココは「ラーメンヌ」てんとうむしさんの情報でやってきた。
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こんな風俗外のまっただ中のお店ながら営業時間はナント午前11時から午後2時までのたった3時間だと!!
なんという強気な!
それに土日祝日休みってんじゃラヲタは訪麺するタイミングでもハードル高し。
いったいどんな客をターゲットにしているのだろうか?
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店内は外から見たとおりのウナギの寝床。
縦長で7席程度のカウンターだけ。
愛想のよい女性が案内してくれる。
奥に厨房があってそこに大将がおられるようで声が聞こえてくる。
ちょっと違和感を感じたのは汁なし担担麺専門店のお約束である入店即券売機がないこと。
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汁なし担担麺専門店らしいメニュー構成。
なかでもライス食べ放題100円ってのは大食漢には嬉しいかもしれない。
辛さも選べるのだが店員さんに聞いてみるとどうやら標準が3辛だと言われたので汁なし担担麺3辛に指定した。
やっぱり無機質に券売機で注文するより一旦座ってメニューみて店員さんに質問して選ぶって古き良きあたりまえのシークエンスがあったほうがええように感じる。
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ほんの少しだけ待ってきたよ!花山椒の汁なし担担麺(並)3辛480円。
これはこれはなかなか凝った丼に入ってるじゃないの。
店名の花山椒らしくええ香り!
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「汁なし」ってもどろっとした濃度のある汁はけっこうある。
ここの担担麺の特徴は肉そぼろが直接麺の上にかかってなくて汁の中に非常に細かく刻んでいれてあること。
実際こうして混ぜていても肉あんのかいな?と思ってしまった。
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麺はなんていうかビニールとかプラスティックのような歯触りでこれはこれで汁なし担担麺に入っている麺なら悪くないのだが後発店なんだったらこういう「きさく」のコピー的な解釈から脱却できたらいいのになー、って感じてしまうのは酷な要求か?
それはそうとさっき心配していた肉だが麺に絡んできてしっかりその存在を主張している。
この山椒はよくある花山椒とちょっと違った感じのオリジナリティのあるもの。
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自分はそんなに辛いのは強くないがこの3辛ってのは丁度良い。
程よい辛さと独得な山椒を味わいながらいつものように麺と一緒にご飯をいれなくてもきれーに食べ進んでいく(笑)
テーブルに追加の山椒や唐辛子があったのだが自分的にはこれらは必要なく最後まで飽きずに食べられた。
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なるほどこれならなかなか面白い汁なし担担麺になっていると思う。
後発の強みを遺憾なく発揮して独自性も表現できていると思う。
特に山椒の柑橘を強く感じさせる後口をどう思うかでここにハマルか否かが決まるように思った。
ディープな場所の平日昼だけ3時間の汁なし担担麺専門店っていう相当なマニアックな業態が逆にその存在価値を高めれば面白い存在になるかもしれない。