らをた広島

食べ歩きブログ

さっぽろジンギスカン本店(札幌市中央区)

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ココが今回の北海道ツーリングの目的だったさっぽろジンギスカン本店
生ラムのジンギスカンのお店。
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そもそも自分はジンギスカンなる食い物が嫌いだった。
ジンギスカンといえば子どもの頃からマトンの焼肉と相場が決まっていて安いが硬くてなんだかクセのあるタレに漬け込まれた肉としか連想できない。
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だから昔スキーで北海道にきたときジンギスカンと聞いて「なんで銭だして硬くてクサイ羊肉くわなきゃならんの??」と疑問に思ったモノだ。
しかも失礼ながらこんな釣具屋の2階にひっそりとあるような薄汚れたプレハブになんで連れて来られにゃ~ならんのよ??
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店内に入ってお客がぎっしりなのにまずは驚いたがその後このもうもうたる煙にびびった。
一応換気はしてあるようなのだがカウンターのあちこちからどえらい煙が立ち上っている。
こりゃどういうことかいね?
間違いなく服に匂いがつきまくるわな。
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ちょっと待たされてから4人で席に通された。
席って言ってもカウンターだけのお店だからせいぜい20人程度しか座れないのだがそのカウンターの後ろに待機席がちゃんと用意されていて待つことに不便はないようになっている。
ガスでなくちゃんと七輪にはコークスが真赤に熱してあってこれは本格派のようだ。
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メニューっていってももちろん生ジンギスカン目当てなのでこれを注文。
それと生ビールも当然こういうのには欠かせない。
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ラム : 生後12か月で永久門歯がない雄または雌の羊
マトン : 永久門歯が2本より多い雌または去勢された雄の羊
と定義されており食べてみるとこれが同じ羊肉かと思うくらい違うのが実体だ。
ここで提供されるのはもちろん生ラム一皿800円。
おそらくはなんの味付けもしてないんじゃないかな?
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コイツをこうやっていわゆるジンギスカン鍋で焼くのだが七輪には強力コークスが入っていてそれこそ一気に焼けてしまう。
生ラム肉といえど焼きすぎると硬くなるので個人的には内部が少し暖まった状態のヘヴィーレアがオススメ。
表裏約7~8秒づつ焼けばもうじゅうぶんだ。
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そしてこの店特製のタレに浸して食べる。
このタレがかなりアッサリした醤油味で「干し貝柱、干しエビ、干ししいたけ、ショウガ、リンゴ、タマネギ、コンブ、橙酢、赤ワイン、醤油、酒、味醂、砂糖、塩、ゴマ、シナモン、バジル、タイム、グローブ」が入っているようで最後にお茶で割って飲むことを薦めている。
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ラム肉は脂分が多いのでこのジンギスカン鍋で焼くとその脂がコークスに落ちて煙になるものとこのジンギスカン鍋の縁に溜まるモノに分かれる。
その溜まった脂でタマネギが焼かれるのだがこのタマネギの辛さがたまらなく絶望的にラム肉にあうのよ。
生ラム+タレ+タマネギ+生ビールのセットは思考回路を麻痺させるくらい旨い(゚Д゚ )ウモォー
札幌から2000kmも離れた広島からのこのこバイクでやってきたのはコイツを食べるためなのである。
だけどそれだけの価値がこのさっぽろジンギスカン本店の生ラムにはあると断言できる。