![も1](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/e/e/ee603674.jpg)
呉市中通りのモリス。
自分のような呉出身者にとってラーメンとはそのままモリスのコトだ。
幼い頃から高校生になるまで何度通ったことかわからない。
今でも自分のラーメンの物差しはモリスじゃないかって思うことがある。
![もりーー1](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/7/1/7148a57c.jpg)
そんなモリスが年末より休業しておりこんな張り紙がされていた。
大将は相当高齢だしもしかしたら閉店になるんじゃないかと気を揉んでいた。
![もり1](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/5/c/5cc60800.jpg)
![もり9](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/4/9/49d218d1.jpg)
しかしそんな中ココ最近から本格的に再開したと情報を得たのでいてもたってもいられずにシャッター入店しようとやってきた。
以前は10時開店だったが再開後は10時半になったようでしかも夜営業は当面なしになったようだから訪問には注意が必要だ。
だからしばらく店の前で待つことにした。
![も2](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/3/1/314cee0d.jpg)
10時半少し前に開店。
店内が改装されていると聞いていたが確かに壁紙や照明、空調機材キレイにはなっているが印象は以前とそんなに変わらないウナギの寝床(笑)。
大将にこんな狭い店なのに女性従業員が4人もいる。
![もり2](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/7/c/7c0fe60c.jpg)
![もり8](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/b/8/b8d25110.jpg)
メニューや値段も以前のままでいなりやレンゲの位置が変わったと書いてあるのでそうなんだろう。
だけどモリスに来ているって感じは変わらないのでまあこれはこれでオールドファンも違和感ないんじゃないかな。
![も3](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/8/6/86212bca.jpg)
きたね~~モリスの中華そば600円。
これこれ~~この溢れんがばかりになみなみとスープがあるのがモリスよ。
イリコの香ばしい薫りが立つすっきり透明な塩スープがとっても嬉しい。
これぞ自分のラーメンの原点であることを実感する瞬間だ。
![も4](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/9/5/953c1931.jpg)
一般的な広島ラーメンからすればやや太めなストレート麺。
やっぱり朝一モリスの麺はクリアな感じがええですのぅ~。
![もり3](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/e/5/e5cf5a90.jpg)
呉に人々はコシがある麺を好まないのでハナからくたっとしているのはいいのだがここの麺は遅い時間にくると茹でるお湯が劣化しているのが原因なのか非常に粉っぽいのが弱点だ。
だから自分は昔からここへは可能な限り早い時間帯にくるようにしている。
![もり6](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/2/a/2a2c4354.jpg)
自分は使わないが多くのモリスファンがラーメンに投入する「酢」。
この酢には唐辛子も入っていて好きな人は恐ろしいくらい大量投下するのだがスープの味が激変するので初心者は要注意だ。
![もり5](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/6/1/61c5092c.jpg)
![もり4](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/9/3/93fab707.jpg)
ホンの気持ちだけ入っているモヤシやパサパサ系のチャーシューも懐かしいがこれら脇役もこれらのイリコスープと麺を盛り上げるのに一役買っている。
![もり7](http://livedoor.blogimg.jp/zuzuzuzu9999/imgs/7/a/7aa3416e.jpg)
もはや「呉人の母乳」と言われてもなんとなく納得してしまう自分の中で「美味い不味い」の領域をすっかり逸脱した孤高の存在になってしまっているモリスなのだった。
大将をひさしぶりにお見受けしたがちょっと痩せられたよう。
いつまでもお元気でこのソウルフードを味わわせていただきたいものだと心から願って店を出た。