灘、伏見と並ぶ日本酒の名産地として知られる東広島市西条の酒まつり2013に行ってきた。
実は自分は初めてでよく知らなかったのだがこれは毎年20万人の人出があるビッグイベントのようだ。
JR山陽本線西条駅に降り立つといきなり日本酒の香りが漂ってきそうなくらい駅から近い場所でのイベントはこういうクルマご法度の時にたいへん助かる。
しかし電車も駅も朝から凄いヒトだ。
お巡りさんも多数動員されているようでそこらじゅうに警官が歩いている。
開演前の9時過ぎに会場に着いたのだがもう長蛇の列ができていたのには驚いた。
この列の横をお祭り気分満点の太鼓と踊りが通り過ぎて行きしっかり雰囲気を盛り上げている。
2000円の当日券を買い（前売り券なら1500円）列に並んだ。
さすが学園都市東広島だけあって学生の姿が多く見られる。
やっぱりこういう若い人が多いと街全体が活気があるように見えるのぅ～。
美酒鍋会場にあったどでかいカープ坊や（笑）
これってマツダスタジアムにあるやつじゃかなろうか？
おこちゃま対策にも抜かりはないようだ。
さてなんだかんだで開演時間になった。
どどっと会場になだれ込んでお花見宜しく陣取り合戦だ。
確かに早い時間にこないとずっと立っていなけりゃならないので酒を飲むことはできても食事ができないかもしれない。
陣取りが終わると入場時に渡されるぐい呑を持って全国の酒提供ブースに行くと日本酒が飲み放題というシステムになっている。
このイベントに慣れてる手練れになるとこういう升を持参してぐい呑を受けにしてもっていくようだ。
これは持ち運び時に酒をこぼさないだけじゃなくこの升まで多めに酒をついでもらるという特典もつくのを見越してのことだ。
さすがによく考えてるなと感心するが全国から集められた900以上にも及ぶ日本酒のどれがどうなんかわかるはずもなく一応各県にわかれたブースで日本酒をついでもらうのだが銘柄を指定できずに「甘口か辛口」で選んでいるヒトが圧倒的だった。
そんな中で一番人気があったのが新潟県のブースでやっぱり新潟に旨い日本酒が多くあるというイメージが広島のヒトにはあるのだろう。
逆に一番不人気だったのが四国・九州・沖縄ブースでなんとなくその理由は理解できる（笑）
意外にも中国地方の酒はそんなに並んでなくすんなりと日本酒をもらうことができたが自分の好みの山口の獺祭は早々になくなってたようで図らずともその人気を確認できた。
入場料取ってるのに商魂逞しくあちこちでお土産売ってる。
この時間はまだいいけど午後に入ると酔っぱらいの巣窟になると思われるので凄い匂いになるんだろうな～。
それにしても祭だから仕方がないのだろうがこれで2000円の入場料はやっぱりちょっと高いと言わざるを得ない。
ひと通り見たし飲んだのでメイン会場をでて酒蔵が並んでいる場所へ移動する。
もう西条駅の周辺全体が酒まつり会場のようになっていて通りは軒並み歩行者天国か人が溢れて歩行者天国状態になってしまっている。
聞いたことがあるようなブランドの日本酒蔵がいくつも集中していてしかも中を開放しているのでそりゃここらを歩くのは楽しい。
道もかなり整備されていて新しいものと古いものが共存しており独特の雰囲気を醸し出すのに成功している。
人通りの多いメインの道路から一本入ったような場所でもひっそりと小さな店があってなかなか洒落たものを売ってる。
単に酒を飲むだけじゃなくこういうを見て歩くのも楽しいもんだ。
歩いてる途中で見つけた一杯500円の美酒鍋。
大掛かりな美酒鍋会場だと大きな鍋で食べないといけないがこれなら一人前だけ試し食いできるのでありがたい。
感想としてはフツーの鍋以外何者でもないことに相当がっかりした（笑）
長崎名物トルコライスなら知っていたがトルコアイスってのは初めて聞いた。
面白そうなのでひとつ食べてみることにした。
増粘剤かなんか入っていてびよ～～んと伸びて巻きつけるようにコーンの上に載せるアイスは食べてみると粘度が高くてくどくて不味い。
口どけも増粘剤のお陰で全然悪くなんだか冷たいガム食ってるようだ（笑
多くの大学が移転して伸びゆく東広島市を象徴するかのごとく、ものすごく盛況な西条酒まつり2013だったし個人的にこれはなかなか楽しかった。
今回初参加してわかったことはメイン会場に2000円（或いは1500円）払ってわざわざ入る必要はないこと、このイベントに慣れてるジモティは酒蔵の有料試飲（500円）に集中していること、美酒鍋はこういう時に食べるもんじゃないことくらいかな？
来年はもうちょっと賢く西条酒まつりを楽しむことができるなと思った（笑）
