ビアハウス青天(中区堺町)
広電の土橋電停のすぐ近くのビアハウス青天。
電車の車窓から見えるお店なのでずいぶん前から気にはなっていた。
そんな青天に今日はやってきた。
ここも呉のオオムラと同じで営業時間が15時から21時までととっても変則だ。
だから昼下がりのまだ明るい時間帯に来たのだった。
「昭和中期の氷式サーバーで注ぐ優しい飲み口の生ビール、祝1周年」と店頭にデカデカと書いてある。
もうそんな前からあったのは知らなかった。
「あんた結局生なんでしょ」も文字が眩しい店内。
オオムラが長年かけて自然と培ってきたレトロさだとしたらここの雰囲気はやや安直だ。
付け焼き刃感ありありで無理くりレトロって言うのがもっとも適切な表現だろう。
昔の映画のポスターを貼るってのもどうにも見慣れすぎた光景ではあるのでやらないほうが良いような気がしないでもない。
これがその「昭和中期の氷式サーバー」。
かなりオオムラを意識しているように感じたので大将に訪ねてみたらやっぱりオオムラの真似をしてできるだけ近づきたいとのこと。
なるほどね~。
だからわざわざこんな手に入りにくい氷式サーバーなんかでやってるんだ。
これが青天の生ビール500円。
見たいたらオオムラとまったく同じ手法でビールを注いでいたので泡のクリーミーさが凄い。
それになかなか泡がなくならないのでずっとビール本来の風味を楽しめる。
オオムラを目指しているって言われたから期待してはいなかったが想像通りツマミはショボい。
ココも食事目当てで居酒屋のように使うのには少々無理があるお店と考えたほうがいいだろう。
デビラの焼いたもの300円とレンジでチンした缶詰300円。
あくまでもここは昔ながらのビールサーバーから注がれる今は絶滅した昔ながらのビアホールで飲めた本物の生ビールを味わう真のビール好きの為のお店ってことなのだろう。
大勢で押しかけてうだうだ長時間粘りまくってアルコールなら安けりゃなんでもいいとばかりにクダを巻くうようなお店とは全く違うので念のため(笑)