いまどき安兵衛(高知市はりまや町)水餃子
夜の高知市の二次会でよってみたいまどき安兵衛。
見るからに屋台出身の居酒屋って雰囲気ではあるのだがここは餃子屋さん。
高知と餃子って基本的にそんなに連想はされないのだが実は知る人ぞ知る名物で地元ではかなり有名なお店のようで行列ができるほどらしい。
この日は息子とふたりだったからどさくさで入れたが団体さんだったらまず入れないほどの大盛況。
店内にも活気が漲りどれほどの人気店か伺うことができる。
全体に客層が若いように見受けられみんな楽しそうにビールを飲みながら餃子を喰っている。
とりあえずビールを注文。
それとどの餃子がいいのかよくわからんので焼餃子と水餃子の両方をオーダーしてみた。
高知にくると頻繁にみかけるキリンビールのポスターにかいてある「たっすいがは、いかん!」の文字。
さっぱり意味がわからんので調べてみたら「頼りがいがないのは、いけない」というのが直訳だそうでようは「ガツンとくる飲みごたえがある」ということがいいたいのだろう。
まずやってきたのは生ビール。
「屋台と餃子とビールは高知の文化です」と書かれたジョッキがなかなか眩しいじゃないの!
ちなみにニンニクはデフォルトでは入っているのだそうで勿論いずれも「入」でお願いしている。
そして次にきたのが息子が注文したチャーシュー飯350円。
ラーメンも出しているようだがさすがにこの日は餃子をメインにしたいのでちょっとやめておいた(笑)
どど~んときたよ焼餃子2人前420円×2。
これはまたなんとまあ香ばしい良い薫り!!
餃子のタレに特製ラー油を惜しみなく投入してからいよいよいただくで!
皮はばりばりでなかはしっとりしてうま味が一気に口腔で弾ける。
タレはかなり甘めで一般的なチェーン中華料理店とは相当に感じが違う。
なによりちょっと小さめな一口サイズってのがやっぱり食べやすい。
最後にきたのが水餃子420円×2。
さすがにこちらは透明な皮に包まれているのが印象的だ。
それと驚いたのはこの丼にはいってるほど並々注がれたつけ汁。
しかも最初からレンゲがついている。
なるほどこうやって食べるのが正しい作法のようだ。
餃子をこういった繊細なやり方で食べたことがないな~
焼餃子にはなかった薬味の白髪ネギもこうして乗せていっしょにスープに浸してからいただく。
ハッキリ言ってコイツは衝撃の旨さだったね。
餃子の王将や大阪王将の餃子なんてどっかにすっ飛んでしまって比較の対象にすらならないわ。
焼き餃子も悪くないが安兵衛の餃子の真髄はこの水餃子にありと見た。
良質なラーメンを食べているかのようで口当たりも喉越しも素晴らしく断じて「たっすいが」ではない!!
このスープにこそラー油をいれてみればよかったと後悔したがこれは是非再訪していろいろ確かめてみんといかんわ。