『クローズド・ノート』『犯人に告ぐ』などの原作で知られる雫井脩介のミステリー小説を、木村拓哉と二宮和也の初共演で映画化。
東京地方検察庁を舞台に、人望の厚いエリート検事と彼に心酔する新米検事がある殺人事件の捜査をめぐってすれ違い、やがて二人の正義がぶつかり合うさまが映し出される。
『突入せよ!「あさま山荘」事件』などの原田眞人監督が、正義の意味を問うドラマを骨太に描き出す。
木村と二宮の演技対決に注目。
東京地方検察庁刑事部に配属された検事の沖野啓一郎(二宮和也)は、有能で人望もある憧れのエリート検事・最上毅(木村拓哉)と同じ部署になり、懸命に仕事に取り組んでいた。
あるとき、二人が担当することになった殺人事件の容疑者に、すでに時効が成立した事件の重要参考人・松倉重生が浮上する。
その被害者を知っていた最上は、松倉に法の裁きを受けさせるべく執拗(しつよう)に追及するが、沖野は最上のやり方に疑問を抱き始め......。
原作は読まないでなんの予備知識なして観た。
ひたすら暗く重い内容の映画。
キムタク、二宮和也主演で二人とも演技は素晴らしく映画としてもおカネがかかっているのもよくわかる。
だけど大東亜戦争を完全否定する昔の日本映画の悪しき反日伝統を脈々と受け継いでおり過去の遺物感は否めない。
それにセリフが聞き取りにくい部分もあったりするせいで内容が分かりづらい。
要はトータルとして難解なだけであまり面白いとは思わなかった。
コレだったらわざわざ映画にするほどの内容ではなく2時間ドラマくらいがお似合いなんじゃなかろうか?