デンマークの首都コペンハーゲンで15人の地下鉄乗客を人質にしたテロ事件が発生。
3人のテロリストたちは、現場に召集された対テロ特殊部隊に対して人質の命と引き換えに多額の金を要求するが、一方で人質とのインタビューをジャーナリストにオファーする……。
近年のヨーロッパで頻発するテロリズムを題材として、テロリストvs対テロ特殊部隊の攻防を縦糸に、事件に絡む人々の心理や人間関係を横糸にしてダイナミックなサスペンス・アクションに仕立てたドラマ、それが「BELOW THE SURFACE 深層の8日間」である。
全8話からなる本作は、同じデンマーク産の大ヒットドラマ「THE KILLING/キリング」と同様に、1つの事件が解決するまでの8日間を、1日1話ずつ描き、さらに1話につき登場人物のうちの1人の過去が回想の形で語られるというスタイルを取っている。
デンマーク映画やドラマなんてまるで縁がないので全然知らなかったがアニメ進撃の巨人のリヴァイ役で有名なあの神谷浩史が主役の吹き替えやってると知ってスーパードラマTVで8話一気に観た。
ジャンル的にはアメリカドラマの24シリーズと同じテロリストとの戦いを一日を一話として描いていく。
BELOW THE SURFACEとは直訳で「表面下」という意味だが単なるドンパチだけがウリのアクションモノではなく物語に裏がありストーリーもなかなか凝っている。
肝心のアクションシーンだが知らない役者さんのオンパレードなのに言われなけばアメリカドラマと見紛うばかりでかなり迫力がある。
これを観てるとやろうと思えば日本でなんでこんなハイレベルな作品が作れないのか構造的に問題があるように思える。
これからは世界中からこんな良質なエンターテインメント作品が続々と出てくるドラマ群雄割拠の時代になるんだろうか。
それにしてもかなり面白かったBELOW THE SURFACE深層の8日間だった。