鈴木光司のベストセラー小説「リング」シリーズの一つ「タイド」を原作にしたホラー。
記憶を失ってしまった少女と向き合う心理カウンセラーの女性が怪現象に見舞われる。
メガホンを取るのは、『リング』シリーズや『スマホを落としただけなのに』などの中田秀夫。
『映画 みんな!エスパーだよ!』『一礼して、キス』などの池田エライザがヒロインを演じる。
心理カウンセラーである茉優(池田エライザ)の勤め先に、警察に保護された少女が入院してくる。
記憶を失い名前も言えない彼女のカウンセリングにあたる茉優だが、周囲で奇怪な現象が頻発する。
同じころ、茉優の弟で動画クリエイターの和真(清水尋也)は、アップロードした映像の再生回数が伸びないことに焦りを感じていた。
そこで、死者5人を出した火災の起きた団地に侵入し、心霊動画を撮ろうとする。
あの池田エライザ主演と言う事で釣られて観た。
オリジナルの貞子は観たことないが呪いのVHS(懐かしい)ビデオを観たらテレビ画面の中から長い髪の女貞子が這い出してくるくらいは知ってる。
そのリメイク版。
ビデオはもはやないし今度はBlu-rayディスクから貞子は出てくるのかと予想していたがかなり時代に合わせて設定がモディファイされたようで今回は呪いの動画が動画サイトで拡散され、貞子が出てくるのは液晶ディスプレイだ。
主演は確かに池田エライザなのだが女のコやその他子供たちも出てくるので、もしかしたらこの映画は子供向けなのかも知れないが超ビビりの自分でも全然怖くない。
別に子供向けでも内容が面白ければ全く構わないのだがストーリーはチープで盛り上がりに欠ける。
中田秀夫監督は『スマホを落としただけなのに』が面白かっただけに今回の貞子は期待外れと言わざるを得ない。
確かに期待が大きすぎたのは認めるがちょっとガッカリだった貞子2019だった。