らをた広島

食べ歩きブログ

ブラッド・レッド・スカイ

珍しい持病を抱えた母親は、息子と共に大西洋を横断する夜間フライトに乗り込むが、その旅客機がテロリスト集団によってハイジャックされてしまう。

実は彼女の正体はヴァンパイアで、彼女はその事実をずっと隠し通してきたのだった。

彼女は封印してきたヴァンパイアとしての力を解き放ち、息子のためにテロリスト集団に立ち向かうことを決意する。

[Netflix作品]テロリスト集団にハイジャックされた旅客機を舞台に描くヴァンパイアホラー。

幼い息子を連れて搭乗した母親が、わが子を守るために隠し続けてきた能力を使ってテロリストたちに立ち向かう。

『ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない』などのペーター・トアヴァルトが監督と脚本を手掛け、クリスティアン・ベッカーとベンジャミン・ムンツが製作を担当。

『いい匂いのする女』などのペリ・バウマイスター、『ソニア ナチスの女スパイ』などのアレクサンダー・シェーアらが出演する。

東野幸治がインスタでコレがオモシロイと書いていたので観た。

これ迄あまり観たことがないドイツ映画。

言語もドイツ語と英語が選べたが一応馴染みのある英語で観たがネット動画サービスのお陰で簡単に他国の映画が観れるようになったのは凄い時代になったもんだ。

一言で言えばヴァンパイアもの。

タイトルのブラッドレッドスカイは血の赤い空と言う意味で何となく物語の展開を暗示している。

ドイツ映画なので出演している俳優なんて誰一人見たことかないヒトばかりだ…と思ったが犯人役しかもボスキャラでプリズン・ブレイクリンカーン・バローズを演じていたヒトが出ていた(笑)

ハイジャックされた飛行機内で撃たれた主人公がヴァンパイアとして犯人らと闘う物語。

本来であれば悪役であるはずのヴァンパイアがヒーローになると言う、日本で言えば仮面ライダーデビルマンみたいな展開だ。

しかし犯人役はどの俳優もかなり頑張っていて卑劣で憎らしくホンマに腹が立ってくる。

正義の味方のヴァンパイアだが本性を露わにするとさすがに息子でもドン引きなのだがハンパなく強いのだがどういうわけか途中から急に弱ったりまた強くなったり、能力が変化する。

物語の展開は早くてトントン拍子に進んで行くのだが中盤からどうなるのかサッパリわからなくなる。

ヴァンパイアに噛まれるとまたヴァンパイアになるから飛行機内にヴァンパイアがドンドン増殖して徐々に阿鼻叫喚の地獄絵図になってくる。

どんな結末になるか全く読めずにもう酒池肉林のバケモノの宴みたいな展開をハラハラしながら観ていた。

さっきのヴァンパイアは何処へ行った?とか飛行中の機体のドアが大きく開いたのに気圧は下がらんのか?とかまあツッコミ所はかなりあるがソレでも一定の説得力はある。

ラストは悲惨だがビックリするような内容にコレは凄いと感心してしまった。

2時間ちょっとがほんの30分くらいに感じられた相当に面白かったブラッド・レッド・スカイだった。