平日の開店時間少し前にやってきたのにもう数人が並んでいる。
これは人気店なのだろうと自分も並ぶことにした。
開店時間になるとお店が開いてカウンターに案内されたがここは尾道ラーメンのお店にしては珍しく自動券売機ではなく昔ながらの最後に会計をするシステムのようでこれにまず驚いた(笑)
店内は縦に長くて工夫されていて綺麗だ。
ちょっと待ってからキタヨ!!壱番館のラーメン630円。
これはまた背脂控えめのシンプルな尾道ラーメンのルックスに嬉しくなってしまった。
暖簾に製麺所が書いてなかったのでどこの麺かはわからないがいわゆ一般的な平打ち麺で最初からコシなんてなくクタクタなのだがそれも尾道ラーメンの魅力なのだろう。
スープは見た目の通りにどちらかといえばアッサリ系のようで個人的にはこちらの方向性が好みだ。
どうでもいいが尾道ラーメンってとにかく激熱で出てくるのが流儀なのかどこのお店も熱々スープなので最初か熱すぎて味がわからない。
少し時間が経ってようやく全体の味が判別できるようになるのだがそれまではなんとか吹いて温度を下げる作業をすることになる。
ここのメンマは尾道ラーメンにしては珍しくしっかりとしたのが入っていて箸休めに丁度よい。
通常尾道ラーメンってチャーシューはあまり力が入ってないのが多いがここのは非常に柔らかく上質なのが大きく一枚入っている。
これはかなりポイントが高い。
終盤になって温度がかなり下がって全体像がわかったがこういうアッサリ系だったら確かに色んな年齢層にも受けそうで人気があるのも頷ける。
尾道ラーメンのスタンダードだった朱華園がなくなって、誰にでもわかりやすい味のこちらにけっこうな客が流れているような気がしてしまった壱番館のラーメンだった。