最近開店したお店ながら行列がデキていると聞いたのでずっと敬遠していたのだが公式サイトで12月30日までやっていると告知されていたので年末の休みを使って思い切って来てみた。
気合を入れて開店30分前に到着したのだが意外にも一番乗り。
だが少し経つと予想通り数人が次々に並び始めた。
11時半開店らしいが10分前には開店してくれたのでちょっと嬉しかった。
入店するとまずは自動券売機で食券を購入してカウンターに座る。
店内はどこか高級寿司店のような雰囲気で接客もラーメン屋とは思えないほど丁寧でビビった。
ちょっと待ってからキタヨ!!らぁ麺 むろかの特製中華そば1380円!!!
相当に強気な値段設定だがその内容やいかに??
海苔の下に何があるのかと思ってはぐってみたらなんと青ネギが広島激辛つけ麺のように盛り付けてあって思わずその綺麗さに目を奪われてしまった(笑)
持ち上げてみると見事な全粒粉麺でこの歯ごたえ、舌触りともここまで上質なのはちょっと経験がない。
特製とはチャーシュー増し、ワンタン、煮玉子入りということらしいがラーメンを渡されるときにワンタンを早めに食べるように言われたのでさっそく実行してみた。
ワンタンの具もかなりのもんだがその皮のフルフルさにまじで驚かされる。
かなり太くズシリと思いチャーシューだが脂身があるのに全然脂を感じさせないくらいのこの感じはどうやったらできるのかわけがわからん。
無化調なのか微化調なのかわからないが最初はややフォーカスがボヤケた印象のスープだけ中盤から後半にかけてその本領発揮のようで食べすすめるたびにヒシヒシと旨さが伝わってくる。
たいていオマケのように入っている煮玉子だがコイツも只者じゃないようでこんな煮玉子はマジで経験がない。
ワンタンは2つあったのでもうひとつは敢えて時間を置いて食べたが若干皮のフルフルさは失われるがこれでも十分にウマいがな。
こりゃいわゆる後半にブーストチャージがかかるタイプのラーメンのようでもうこのへんから気がついたら丼を持ち上げてしまっていた。
それにしてもコレだけ多くのトッピングをぶち込むと大概スープの温度が下がるものだが全くそういうネガを感じさせないのはどんなマジックを使っているのか?
完成されたラーメンだからかわからないが麺とトッピングとスープが何故か同時にスルスルとなくなっていく。
丼がカラになって魔法た解けたようになって茫然自失してしまいハッと我に返って丼を置いた。
これは凄いラーメン屋さんができたもんだ。
最近広島にも広島ラーメンとは真逆のこの手の清湯魚介スープの上品なお店が増えてきているがその中でも群を抜いている印象があるがこういうお店の出現は広島のラーメンのレベルを更に高めてくれる存在になるのは間違いない。
1380円が決して高くないどころかお安くすら感じてしまったらぁ麺 むろかの特製中華そばだった。
脱帽。