『シックス・センス』『スプリット』などのM・ナイト・シャマラン監督によるサバイバルスリラー。
バカンスで秘境のビーチを訪れた一家が、異常な速さで時間が進む奇妙な現象に見舞われる。
謎めいたビーチから脱出すべく奮闘する一家の父を『モーターサイクル・ダイアリーズ』などのガエル・ガルシア・ベルナルが演じ、『ファントム・スレッド』などのヴィッキー・クリープス、『ライ麦畑で出会ったら』などのアレックス・ウルフのほか、トーマシン・マッケンジー、エリザ・スカンレンらが共演する。
バカンスを過ごすため美しいビーチを訪れ、それぞれに楽しいひと時を過ごすキャパ一家。
そのうち息子のトレントの姿が見えなくなり、捜してみると彼は6歳の子供から青年(アレックス・ウルフ)へと成長した姿で現れ、11歳の娘マドックスも大人の女性(トーマシン・マッケンジー)に変貌していた。
不可解な事態に困惑する一家は、それぞれが急速に年老いていることに気付く。
しかしビーチから逃げようとすると意識を失なってしまい、彼らは謎めいた空間から脱出できなくなる。
あの名作シックスセンスの監督と知って期待して観た。
映画が始まってから様々な伏線が張り巡らされているようでしっかり見ていないと置いていかれる。
何処なのか知らないが非常に美しい海岸を舞台にしていてコレを見るだけで目の保養になる。
そのビーチで不思議な出来事が起こる訳だがとにかく先が読めず頭が混乱する。
時間が早く進んで子供が急速に成長するのだがその子供と大きくなった子がそっくりなのはどういうからくりかわからないが、アメリカ人の顔なんて日本人からは判別しにくいから単純に別の子役を使っているだけなのかも知れない(笑)
子供が大きく変化して行くのにも関わらず大人たちの容貌は全く変化なしかよ!とツッコミたくもなるがその辺はお約束なのだろう。
時間が変化するタイプの話しはわかりにくいのが多いがこれもそうなのかとちょっと心配になってきた。
だがストーリーは容赦なく次から次へと展開してまさにサバイバルスリラーになっていくので目が離せなくなってしまう。
まさにハラハラドキドキの連続につい力が入って固まってしまった。
ただスリラーと言ってもグロいシーンはやらない主義のようでそういう意味では確かにホラーとは違うようだ。
さて序盤に散々散りばめた伏線をどう回収するのかずっと楽しみにしていたが驚愕のオチが待っている。
ネタバレになるので詳しくは書けないがまさに全く読めず良い意味で予想を完全に裏切られた。
伏線は見事に回収されていてラストも素晴らしい。
興行成績はどうなのか知らないが久しぶりに見応えある作品に出会えたのがとても嬉しかったオールドだった。