「シャザム!」という言葉を唱えると、心は少年のまま、屈強なヒーロー・シャザムに変身できるビリー(アッシャー・エンジェル)。
ほかの5人の子供たちもビリーと同じパワーを魔術師から与えられ、それぞれが好き勝手にやっていたため神々を怒らせてしまう。
やがて巨大モンスターを引き連れた神々の娘たちが地球にやってきて、力を返してもらおうとビリーらに襲いかかる。
最強のヒーローに変身した少年が、騒動を巻き起こすさまを描く『シャザム!』の続編。
半人前のヒーローのシャザムが神々の怒りを買い、神々の娘たちが地球に来襲する事態になる。
デヴィッド・F・サンドバーグが、前作に引き続きメガホンを取る。
ザカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザー、ジャイモン・フンスーらキャストも続投し、『ウエスト・サイド・ストーリー』などのレイチェル・ゼグラーのほか、ルーシー・リュー、ヘレン・ミレンらが出演する。
DCコミック、「見た目は大人、中身は子供」と名探偵コナンの真逆を行くシャザムの続編。
シャザムと声をかけると子供が大人のヒーローに変身して活躍する物語。
オコチャマ向けではないのだろうが自分のようなオッサンはターゲットではないのは明らかで基本的に若いヒト向けの作品なのだろう。
最初は子役と変身した大人のヒーローが結びつかなくて混乱したが途中で何となく理解できるようになった。
ストーリーは単純と言うかシンプルと言うかあって無きが如しと言うか理解するもへったくれもなく、そういうのよりビックリCG映像を楽しむ映画と考えた方が良いだろう。
マンガみたいな展開ではあるが、その映像はかなり精密に作り込んであって開き直ってここまでやればそれなりに説得力はある。
DCコミックとマーベルという映画会社による括りがあるのは理解できるがどのヒーローがドッチだったかわからなくなってほぼスーパーマンみたいなシャザムは大丈夫か?と思ったら同じグループだった(笑)
こう言う映画だと割り切って観てる分には楽しいのだがさすがに適当ストーリー&ビックリ映像ばかりだとだんだん飽きてしまった。
2時間10分とそれほど長編ではないが肝心のクライマックスが盛り上がりに欠けるせいか、必要以上に長く感じられる。
若いヒトがデートとかで観るには最適な作品だとは思うがオッサンが一人でジックリ観るのにはそぐわないのかも知れない。
それにしても如何にもアメリカ人好みのベタな展開でこう言うのが手堅くウケるというのも良くわかる。
なかなか面白い映画だと思うがシャザムの第一作同様、明日になったら内容は全部忘れ去ってしまうような作品だと思う。
また続編が出来てしまいそうなシャザム!~神々の怒り~だった。