『ジャスティス・リーグ』は、バットマンやワンダーウーマンといったDCヒーローがドリームチームを結成し、地球に迫る新たな脅威に立ち向かうアクション大作。同作を製作中、スナイダー監督は娘の死去を理由にプロジェクトを降板。
その後『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督が後任として作品を仕上げたが、完成版はスナイダー監督が構想していた内容と大きく異なっていた。
スナイダー・カットの上映時間は、劇場公開版の倍となる約4時間となっており、幻のヴィラン・ダークサイドやジャレッド・レトーふんするジョーカーの登場シーンなどが追加されている。
なお、日本での『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』劇場公開は予定されていない。
何と4時間超えの長編映画。
DCコミックスのヒーローたちが集結したドリームチーム、ジャスティス・リーグは以前に観たのだが最初から全然違う映画のようだ。
まあ尺が倍も違えば観たことないシーンがガンガンあるだろうからそうなるのもわかるがホントにコレがジャスティスリーグか?と思うほどだ。
要は本来はよりかなりおこちゃま向けな仕上がりになってしまったようでやはり映画と言うのは同じストーリーでも監督次第で如何にもテイストが変わるようだ。
それにしても時代を超えた大作映画だったからこの4時間をオーバーするような上映時間になったのだろう。
ヒーローたる登場人物のバックグラウンドを深く掘り下げてそこに多くの時間が費やされストーリーに深みと説得力を与えている。
もちろん、4時間は長いし実際劇場公開なんてムリだから配信専用になっているのだろうがこんなにカネが掛かった多くのシーンを惜しみなくカットしてるなんてハリウッド映画はやはりスケールが違う。
ほとんどがCGみたいな映画だけど開き直ってここまで徹底するならかなり楽しめる。
ラスト近くで宿敵ジョーカーが出て来たがこれも丸ごとカットしていたなんて内容を考えたらちょっと信じられない。
もしかしてコレからは当たった映画の編集違うバージョンを後から配信で出すという一粒で二度美味しい商売が成り立つかも知れないと思ってしまった『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットだった。