超高速で移動する能力を持つ、フラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は、過去に戻って亡くなった母親の命を救う。
彼のその行動は現在の世界に影響を及ぼし、スーパーマンらはおらず、バットマンは全くの別人になってしまう。
さらにかつてスーパーマンによって倒されたはずの敵が大軍を率いて地球に押し寄せたため、フラッシュは世界を元通りにして人々を救おうとする。
地上最速の能力を持つDCヒーロー、フラッシュが主人公のアクション。
過去に戻ったフラッシュが取ったある行動により、現在の世界に歪みが生じてしまう。
『IT/イット』シリーズなどのアンディ・ムスキエティがメガホンを取る。
『少年は残酷な弓を射る』などのエズラ・ミラーのほか、サッシャ・カジェ、マイケル・シャノン、ベン・アフレック、マイケル・キートンらがキャストに名を連ねる。
アイアンマンとかスパイダーマンのマーベルではなく、バットマンやスーパーマンとかのDCコミック陣営のヒーロー映画。
この作品の主人公はとんでもない素早さで動けるというのが売りのようで、その瞬間を見せる為に逆にスローになるって手法は大昔のバイオニックジェミーを思い出した。
それにタイムトラベルが出来るようでこの手の時間を遡る系の作品は大概時系列がわかりにくくなって面白くなくなくなる事が多いのが心配だ。
実際に過去を変更した話しになるのでバットマンやスーパーマンも違う設定なって結局は何がなんだかわからないようなカオスなストーリーになってしまっている。
中盤は話しが面白くなくて実際ちょっと寝てしまった(笑)
ソレでもストーリーは何となくわかるので、そんな展開よりもただただ特撮によるアクションが売りの映画と言う事なのだろう。
マイケル・キートンがバットマンになっているのを久しぶりに見たが調べてみたら御年71歳とは見えなし、その行動力には頭が下がる。
戦闘シーンは迫力があってさすがにこの分野はハリウッドが今でも一番である事は間違いないがCGに頼りきったような内容なのはどうかと思う。
タイムリープモノは都合良く物語を幾らでも書き換えられるからかわからないがとにかくストーリーはめちゃくちゃで2時間半の上映時間が長く感じられる。
実際、話題作として劇場公開していたのは知っていたが比較的短期間で打ち切りになってしまっていたから興行的には良くなかったのだろう。
マーベルやDCコミックの作品が乱発されるようになってどれがどれやらわけがわからないがその中でも当たり外れがハッキリ別れるようになってきた。
ジェイソン・モモアやジョージ・クルーニーまで出て来てキャストは相当豪華だけどあまり面白いとは思えなかったザ・フラッシュだった。