
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などのデヴィッド・リーチ監督によるアクション。
ある映画スターの失踪を機に、その行方を追うスタントマンが思いがけない事態に巻き込まれる。
スタントマンを『ブレードランナー 2049』などのライアン・ゴズリング、彼の元恋人である映画監督を『クワイエット・プレイス』シリーズなどのエミリー・ブラントが演じ、リーチ監督作『ブレット・トレイン』などのアーロン・テイラー=ジョンソン、『アス』などのウィンストン・デュークらが共演する。

大けがで一線を退いていたスタントマンのコルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)。
思いがけずハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになった彼は、そこで監督を務める元恋人ジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)と再会し、彼女の気を引こうと命懸けのスタントを披露する。
そんなとき、主役俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)が突如姿を消す。
ジョディとの復縁とともに自らの銀幕復帰も期待し、コルトはトムを捜し始めるが、次第に危険な状況に追い込まれていく。

ラジオ「おはよう寺ちゃん」でこの映画に満点の評価をしていたので観ることにした。
まあ、今ノッてる俳優ライアン・ゴズリングの主演って言うだけで自動的に期待は膨らんでじうのだが…(笑)

オープニングからしてキッスの往年のヒット曲「ラビング・ユー・ベイビー」なのでいきなりテンションは上がってくれる。
要はスタントマンのお話し。

セリフの中でも「炎のカワサキで壁に突っ込む」とあるがアメリカでも「カワサキ」と言うだけでソレがバイクの事だと認知されているのは凄い。
ある意味、カワサキと言うのはブランド化に成功していると考えて良いのだろう。

タイトルの「フォール・ガイ」と言うのは「身代わり君」と訳すのが正しいようで、昨今はCGやVFX技術の向上で身代わり仕事が減っているのいうのが実情のようだ。
スタントマンだからクルマの派手なドリフトとかサービスショットもてんこ盛りでかなり楽しめそうだ。

映画の内容上、必然的にハリウッド映画の撮影風景が拝める訳だがこんな規模でやってるなんてそりゃ邦画と映像の迫力の圧倒的違いは納得できてしまう。
ヒロインはエミリー・ブラントと言う女優さんで以前ジャングルクルーズに出ていたのを覚えているが40歳には見えずとても若くてビックリした。

さすがはハリウッド映画、どこの馬の骨かわからんジャニタレ崩れと十把一絡げ的アイドルと言うケツの青い芸能事務所ゴリ押しカップルで学芸会なんてありえない。
ストーリー的には「おはよう寺ちゃん」で解説があったように無理くりと言うかかなり強引な持って行き方も確かにあるが、そこら辺をじっくり観る類の作品ではないので割り切りが必要だろう。

基本的にラブコメディだと思うが見どころは何と言ってもスタントマンならではの身体を張ったアクションシーンだろう。
スタイリッシュに見せようとあの手この手を使っているが、不要なシーンもあってもう少し話しのテンポを上げてくれた方がサクサク進んで良いような気もする。

監督の趣味なのか分からんが冒頭のキッスと言いフィル・コリンズといい自分らの世代には懐かしい洋楽が溢れていて、この作品のターゲットはそこら辺なのか?(笑)
それにマイアミバイスは観ていないのでわからなかったが昔懐かしい「バイオニックジェミー」のオマージュにはさすがにわかる人は笑える。

アクションはおそらくCGに頼らずに撮影しているのだろうが、「ンナアホな」の連続でリアリティがぶっ飛んでしまっている。
もっとシリアスに仕上げられただろうにラブコメ要素を入れる事でかなりポップな感じな内容にしているのは監督の演出なのだろう。

この辺は好みの別れるところだろうが、デートとかに観るにはうってつけの映画でそれを狙って制作しているのはよくわかる。
マンガみたいな展開は良いとしても凄まじいがアクションシーンまで荒唐無稽ではもはやオコチャマ向けなんじゃないかと思えてくる。

面白いとは面白いが途中からあまりにバカバカしくなるような内容に若干興醒めしたのも事実だ。
元々はアメリカのドラマだったのをリメイクして映画にしたらしいのでそのドラマのテイストを引っ張っているのかも知れない。

個人的には最高評価とは行かないがまあまあ良かったフォール・ガイだった。
ホンモノのスタントマンのラストシーンは興味深かったし、最後は笑えた(笑)