
2015年10月13日にオープンしたばかりの麺屋 多華味。
ここもテナントがコロコロ変わる印象がある。


このビルは基本的に飲み屋さんがたくさん入っているので夜は〆のラーメン屋としては需要がありそうだが夜営業が21時30分までとはちょっと短いような気もする。
この日は昼にやってきた。


入店して自分を迎えてくれるのはこの自動券売機。
メニュー筆頭は多華味ラーメンなのだがこれは要は煮玉子追加したバージョンのようなので今回は一番シンプルなラーメンに狙いを定めてみた。


店内はけっこう広くて基本的に手前が客席で奥が厨房になっている。
壁に向かったカウンターと4人掛けと2人掛けテーブルがあって自分は2人掛けテーブルに通された。


ドドーンと壁に貼ってあるポスターには「麺・野菜大盛り無料!!」の文字が!!
それとエプロン、ニンニク追加、割り箸のサービスがあると書いてあるのを読んだ瞬間に「麺・野菜大盛り、ニンニク入り」と心に決めたのだった。


二郎系インスパイアのラーメン店のようだが他にも辛味噌、魚介系つけ麺、淡麗つけ麺に台湾まぜそばと多種多様なメニューが用意されている。
どうでもいいがBGMがカルロス・トシキ&オメガトライブとかの80年台〜90年台のバブリーなのがガンガンかかっているのは大将の趣味なんだろうか??

さてちょっと待ってからキタヨ!麺屋 多華味のラーメン(麺・野菜大盛りニンニク入り)780円。
まあ二郎系ということはこういうことになるのだろうがお約束のビジュアル。


下にお盆が敷いてあるからまあいいがスープが溢れとるがね!
これは丼に触ると手が脂でズルズルになってしまうことを意味しているからどっちかというと嬉しくないわな。


それにしても凄い野菜の量だ。
どこから攻略すればよいのか作戦を練らないとどばどばと丼から野菜がこぼれてしまいそうだ。


取り敢えずは行く手を阻む野菜からやっつけることにした。
これはモヤシとキャベツで成り立っているようで一瞬だけ湯通ししているのかもしゃもしゃ食べやすい。

そしてやっとこさ麺に到達!!
なるほど極太麺ではあるが単に太い中華麺ってだけでこれといって特徴はない。


太麺をウリにするのならもう少しコシが凄いとか表面がツルツルだとかの特徴がないとだいたいに後半食べ飽きてしまうんよね。

チャーシューは厚めのが1枚ドカンと入っている。
柔らかくてなかなかだがまあこれも特徴があまり感じられない。

だんだんスープが見えてくるようになって来たがこれはやっぱりトンコツベースの醬油ラーメンと考えるのが正しかろう。
背脂の類はそれほど多く投入されていないようだ。


スープはそれほどコッテリしておらず見た目ジャンキーなこのラーメンをするすると食べさせてくれるのだがさすがにこれだけの麺と野菜の量だと後半やや食べ飽きてくる。

かなりワイルドな見た目の割にはやや小ぢんまりまとまってしまった印象がどうしてもしてしまいこの手のラーメンに必須な「毒」みたいなもんが足りないように感じる。
まあ開店してまだすぐだし他にも多くのメニューバリエーションあるからこれからに期待する。