赤もぐら(さつま無双)
醸造所: さつま無双 / 鹿児島県
原材料: さつまいも(紅さつま芋)、米麹
アルコール分: 25度
「紅さつま芋の焼き芋」を原料に造られた原酒を、木槽受水槽で更にまろやかが増した七窪の水を割り水に使用し、熟練の技で仕上げた本格芋焼酎で、年1回限定販売品。
従来のもぐらが黄金千貫を使用しているのに対してこちらは紅さつまのしかも焼き芋を原料として使っているところが違ういわゆるバージョン違いのもぐらだ。
しかしこのギルド系のラベルはいつもながらシャレている。
裏ラベルより
うまい焼酎を飲んでいただきたいということから、「もぐら」が生まれ、永い年月が過ぎた。
今回、すばらしい赤芋が手に入り、新たにこれで世に問いたいという気持ちになった。
そして、ここしかないという絶妙の焼き加減で芋を仕上げ、醸し、焼芋焼酎「赤もぐら」と名付けることにした。
「無濾過ならではのしっかりとした味わいと紅芋ならではの甘い風味、焼き芋ならではの香りがマッチした焼酎に仕上がっています。」
ラベルには「荒濾過」とかいてあるがまあそのへんは大した違いではないのだろう。
アマゾン・ドット・コムあたりでは4千円以上の値段がついているようだが自分は一升瓶定価の税込み2777円で入手出来た。
開栓するとかなり甘いさつまいもの香りが漂ってきて洗練の極み系ではなくガツンとくるマニア向けの芋焼酎ということが呑む前から伝わってくるのが面白い。
実際に常温ストレートで呑んでみると全くもって期待は裏切られない。
これが「芋の酒」であることを全面に押し立てた潔いまでのその味わいは荒濾過も手伝ってしっかりと他のもぐらとの共通点を理解することができ、どのもぐらを呑んでも同様な味わいを体験できる。
そういう意味ではこのもぐらシリーズはしっかりとポリシーを持ったリーダーが上手に統一感をもたせることで「もぐら」ブランドを確立するのに成功している例と言って良いのだろう。
う〜〜ん、この内容で2777円はやっぱり安いと云わざるをえない。