秘傳 純米酒(竹鶴酒造)
【アルコール分】15.6 【日本酒度】+15
【酸度】1.4
【使用米】八反錦100%
【精米歩合】70%
【酵母】協会601号
価格: ¥2,700 (税込)
竹鶴の定番酒です。昭和45年広島県内で一番最初に”純米酒”を出したのがこの「秘傳」なのです。純米酒のパイオニア。ラベルには横山大観の「竹に鶴」が描かれている以外は余分な記載は全くありません。
その味はきめ細かく、やわらかく、かつコクがあり、飲み飽きが全くしないのです。ほんわりとした舌触りでお米の旨みが広がったあと一本筋の入った軽快な酸味によって軽快に後口すっきり。さすが竹鶴だなあって感じました。食中酒にはまさにもってこい!そのままの冷やもうまいのですが、特にぬる燗(人肌燗)からちょっと熱いくらいが、メチャくちゃ美味しく感じます。お米の旨味がふくらんで、口中から喉の奥へと広がります。
燗にして呑んでみると驚くほど黄色い。
これは本来の日本酒の色で炭素濾過処理していない熟成酒の証拠なのだそうな。
どうしても同じ竹鶴の純米との比較になるが、こちらの方が初心者向けというか敷居が低いと思う。
それでも初めてのヒトには個性的に思うはずで、竹鶴の入門編にはこの秘傳がうってつけなんじゃなかろうか?
それにしても竹鶴の孤高の旨さは他のブランドには代えがたい魅力に満ちているように思えてならない。